遠雷

bluelotus【MAIL

Y
2005年10月20日(木)

幼い頃からの友人が急に結婚をしました。

おそらく親友と言えるであろう数少ない人です。趣味も好みも何となくあわないのですが、一緒にいて安心できる友達です。

そんな友人であっても、彼女が言った「そういう体験をしたっていうのはある意味ドラマチックだよね」というそのひとことを、忘れられません。そのときはあまりのことにびっくりして、そのことに大して触れもせずに流しましたが、あとから思い出すたびちくちくと痛みを伴うものとなってしまいました。

やはり、ひとから見たらそうなのかと納得させられました。なによりも自分自身がそう思ってしまったこともあったのですから、他人を責められる資格があるわけもなく。

そんな気持ちをかかえています。彼女の結婚相手の甲斐性に多少の不安もあります。単純に結婚という幸せを勝ち得た人への嫉妬もあります(結婚というものに執着はないけれど)。今までのように一緒に過ごせないことへの寂しさがあります。夫となる人にとられてしまったような気がして、もう今までの彼女ではないのだと言ってしまうのは拗ねているのかもしれません。

全部含めて、幸せになってほしいです。

でも、わたしの分も幸せになってねとは、言えませんでした。



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