遠雷

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対岸の春
2006年03月24日(金)

幸せになれなんて、簡単に言わないでほしいです。
わたしは別に幸せを求めてはいません。
不幸になりたくはないけれど。

幸せ報告があまりに周りで多すぎて、春なのだなあと思います。
(一ヶ月内で聞かされた妊娠報告が3件ってどういうことですか!)
一時期遊んだ事のある男友達が結婚したらしいと言う話まで。
幸せになれるものなら、もちろん皆なったほうがいいと思います。
人の幸せをやっかみはしません(一点の曇りもないとは言えません)。
けれど、その話をわたしに当てはめようとしないでほしいだけ。
Hのことを知ったうえで言っているならなおさら。

なにが幸せかなんて、みんな一緒ではないということをわからない人たち。
生理的に苦手とかキライな人たちではないけれど、そういう小さな(でも大事な)ことでのわかりあえなさが、何よりも彼らとの距離を感じさせられてしまいます。
こちらもそれを主張するほどの気持ちもありませんし。
薄ら笑いで聞いているわたしは、とても失礼な人に見えることでしょう。

ただ、わたしの何がわかると相手の事を思っていても、わたしが相手の何をわかっているというのか。
それを忘れがちなので、それだけは心に留めておかなければなりません。
痛みを知り、そしてその痛みが人には理解されにくいということを知った、わたしだからこそ。



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