Title / Place of peacefulness(安らぎの場所)
◆Thanks◆
 music by Are you
picture by LOSTPIA



思い出の貝殻をお気に入りの小瓶に詰めたら・・・
耳に近づけてそっと・・振ってみてください
懐かしい音が聴こえて来ませんか!?



2004年2月25日(水)

 


 
<冬の夜空を見上げて>


冬の夜空を久しぶりに見上げた
綺麗 澄んだ空に点在する星星星・・・
月齢の浅い月がまた美しい

今夜は関西の友人が仕事で来ていて、友人たちが集まっている
私はと言えばまた高速バスで2時間の距離
それはいいのだけど夜の集まりとなると一泊しなければならない

去年までだったら二つ返事で参加したはずだ
久しぶりにみんなにも会えるし
今度はいつ会えるかもわからないんだから
よっぽどの予定と重ならない限り一泊も苦にはならなかった
翌朝一番に帰れば仕事にも支障なかったから

でも今はそれができない
夫がいけないって言うはずはないのだけど
自分自身何だか申し訳なさが先に立って言い出せない

仕事をしていないと
外に出る気持ちまでも萎えさせる
今の私はそんな感じなのかもしれない

最高の盛り上がり時間、電話が入る

「元気かい?」 「うん 元気よ」
 
「逢えなくて残念だったね」 「そうでもないよ」

すっかりいい調子の友人は好き勝手に嫌味な返事をする
そうか そうか みんなで楽しめばいいのよ
行けなかった自分が少し寂しくて悔しい

そう言えば何年か前の冬・・・
それはお昼の会食だったので夜までには帰宅できる
と言って朝の内に家を出た

場所はひとりの友人の義弟さんが経営するお寿司屋さん
しかもみんなの後輩に当たるらしい
すっかりいい気分にさせてもらい美味しいお魚に舌鼓

そこを出たのがもう夕刻 それから2次会・・
他にまだいいお店があるからと・・次の店へ

とてもいいムード 70年代ミュージックの生演奏のお店
その頃にはお酒に弱い私もそれなりに飲んでいたらしく
みんなが「○○ 泊まって行ったら」と言うことばが
妙に心地よく つい強気に・・

夫に電話
「今新しいお店に入ったところだけど、みんなが泊まっていくように言うのでいいかしら?」軽い乗りで話した

「。。。いいよ 帰らなくても ずっともう帰って来なくていいよ」

一瞬にして酔いが覚めていくのがわかった
みんなに「ごめんね」とだけ言い残しバッグとコートを手に、
新幹線口目指して走り出していた 
最終に間に合うために・・・

ちょうど今夜と同じような冬の夜の出来事
今でもみんなの語り草にされている

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siki [MAIL]