あひるの日記

2005年01月05日(水) ポチのこと。そのイチ

熱が上昇し、現在停滞中だが寝てばっかりで眠れないので日記をかくぞ!

今日はポチのことを書こうと思う。

ポチはバツイチだ。
わたしはポチの前妻を知っている。
顔も見たことがある。

とまあ世間でいうと、あひるとポチは世間でいう不倫をしていたわけだ。
そのころ、あひるは別の男とも付き合っており(これまた妻持ち)、あひるがその男が壮絶なバトルの末、別れることに成功したのは一重にポチの支えがあればこそだ。今もとても感謝している。

その約一年後、ポチは半年間という別居を儲け、こちらも別れることに成功した。

前妻さんとはファミレスでお茶した仲だ。
ま、呼び出されて

「アンタなんなのよ」

って、いわれたんだけどね。

ま、前妻さんからしてみれば、わたしは浮気相手なわけだし当然のことだ。
このときはうまく丸め込んで和やかなままお茶は終わったが。

ポチと前妻さんは、とても共依存的ご夫婦だった。
ポチとはじめてきちんと話したとき、

「俺」

という一人称ではなく、

「奥さんが」

ということばを使用していたのがやけに印象的だった。
ハタからみていれば、ただのノロケのようにしか聞こえず、ヤケに不愉快なおもいをしたのを覚えている。
そこであひるの彼女に対する印象は、

「ひとりではなにもできないオンナ」

となった。

その後、きちんと話を聞いてみても。
はたまた本人と直接話をしてみても、それは正解であった。

彼女はポチの行動をすべて把握していないと気がすまないらしく、仕事中であっても、仕事仲間と飲んでいても、携帯電話の着信音はひっきりなしに鳴っていた。
週末は必ずふたりで過ごし、自宅には彼女が待ち構えている。
夫婦で一緒に暮らしているのだから、当たり前なのだが、ここで普通じゃないことがひとつある。

それは、6畳の1DKという部屋で二人で暮らしていたということだ。

極めつけに、その6畳の部屋には、畳ひとつ分以上はあろうとする「猫の飼育檻」があったのだ。
はじめてポチの家に遊びにいったとき、

どこに座れっての?(@@

と、思ったものだ。ヤレヤレ。

いま考えてみても、よく別れられたと思う。

わたしが遊びにいったときは、前妻さんは実家に帰省中であったが。
その間にも携帯と自宅の電話は鳴りまくっていた。

ここでいわせてもらうが、ポチと前妻さんの破局はあひるのためではないのだ。
もちろん、前妻さんには関係がバレて不愉快な思いをさせたのは事実だし、そのことには今も申し訳ないと思う。
だが、ポチは。

「自分が自分自身であるために、彼女と別れるのだ」

と。

何度もそういっていた。
いま思えば、自分自身にいいきかせていたのだろうか。

上記は綺麗ごとだが、実際には。

彼女が鬱陶しくなったのだ。

ただそれだけ。

結婚暦は二年といったところか。
前妻が働かなくなったことをきっかけに、経済が破綻し。
その救いをポチはあひるへと手を差し伸べ、一年後ポチは離婚。
ポチは実母に借金をし、約300万を彼女に慰謝料として手渡した。

そんなポチの性格は。

短気で。
キレやすくて。
面倒見がよくて。
やさしくて。

あひるの父親にそっくりだ。





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