綿霧岩
DiaryINDEX|past|will
「い」は、一見、さりげなく見えます。 しかし実は「い」は、さりげなく見えて、確固たる何かを持っていると思います。
「い」というのは、とても人工的というか、自然に口を開けて声を出しても「い」の音にはなりません。 口の形を意識的に変えて、はじめて「い」になります。 つまり、「い」は知的作業の産物、とも言えるのです。
そう、「い」の持つ確固たる「何か」というのは、「知性」です。
「い」から始まる言葉は、 「いま」「いし」「いくら」「いんたーねっと」「いず」「いご」「いんこ」 などなど。
「い」から私は、「あ」に負けず劣らない強さを感じます。 吹けば飛びそうにさりげないのに、こんなに確固としてるって、よっぽど強いと思います。 何が強いって、その知的度合いです。 宇宙レベルの知が「い」には内包されているのではないでしょうか。 余談ですが、人でもそうですね。 本当に強い人は、強そうにはしません。 本当に偉い人は、決して偉そうにしません。
|