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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2008年12月28日(日) 縁起

「縁起」と言えば、「縁起が良い、悪い。縁起を担ぐ」という言葉を、誰もが口にしたり耳にした事があるかと思います。

この言葉は、仏教の基本思想を表す言葉になるのですが、これは元々「因縁生起(いんねんしょうき)」という言葉の略で、「因縁によって万物が生じ起こること」。すなわち、世界の全ての物事は、直接・間接的にそれぞれ他のものを縁として存在し、それぞれが依存したり関わりあって消滅変化している、という考えがございます。

その昔、お釈迦様は「縁起の法」というものを説かれたのですが、これを表現する有名な言葉として、「此があれば彼があり、此がなければ彼がない。此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す」というものがあります。

これだけではとても難しい言葉となりますが、分かりやすく言うと、「コレがあるからこそアレもあって、コレが無ければアレもない」。もっと分かりやすく例えるならば、「生があるからこそ老いと死があり、生が無ければ老いも死もない」と表現でき、生まれる事が無ければ、老いや死が訪れる事は決してなく、生があるからこそ老いも死も訪れる状況がある事を表しております。

しかし人間というのは、自分が老いたり死んだりする事だけを嫌い、生と死が一緒だとは考えない部分があります。
極端な例えですが、もし、貴方が老いたり死んだりする事を望まないのであれば、この世に生まれてきた事さえも望まない事と同じと言えます。

では、そのような考えと「縁起」という言葉にどのような繋がりがあるのかや、私たちの生活にどんな関係があるかについては、少し長くなってしまう事からも、また次回の便りにてお伝えさせて頂きます。



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