ひよ子の日記
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今のあばら家に引っ越してくる前に住んでいたマンションでは、よくカマドウマが出現しました。実を言うとそれまでカマドウマにお会いしたことはなく、それはそれは幸せな日々でありました。その家ではなぜか私の部屋に限って、カマドウマファミリーが多く出現し、ファミリーに気に入られてしまった事実を真剣に悩んだものでした。カマドウマファミリーだけでなく、ダンゴムシ一家にまで好かれてしまった部屋は、そのうちキノコでも生えるんじゃないかというほど、じめじめしていたに違いありません。
(ただ後に考えてみると、そこまで私の部屋に集中して発生するのはおかしい。新築のマンションだったことを考慮すると、”カマドウマファミリー”に魅入られやすい欠陥を持つ、欠陥住宅だった可能性も捨てられません。さらに”カマドウマファミリー”に魅入られやすい欠陥を隠していたとは、悪徳業者だったか、もしくはカマドウマファミリーのシンパであった可能性も捨てきれません。)
(さらに後に考えてみると、私の部屋の壁には穴が二つ開いていましたので、ひとつの穴はカマドウマファミリー専用、もうひとつの穴はダンゴムシ一家専用出入口となっていた可能性もあったわけです。カマドウマファミリーが勘違いするのも無理はありません。
壁に穴が開いたのは、私が寝転がった状態で両足で、ほんのちょっと、すごく軽く、怒りに任せて壁を蹴りつけたせいなのですが、非力な私が軽く壁を叩き付けたくらいで破れる壁なんて、私が蹴破らなくてもいつかカマドウマファミリーに突破されていたに違いありません。)
---------------------------------------------- ○カマドウマ研究室
今回上部にアップしたカマドウマのシルエット(都合によりシルエットとさせて頂きましたことをお許し下さい。カマドウマファミリー御一行様、どうか根に持たないで下さい。)を書くにあたって、参考にさせて頂きましたサイト様です。カマドウマファミリーの危険な香りが漂うにもかかわらず、丁寧な解説にめんたまとびだしちゃうくらいのカマドウマファミリーのポートレートなどなどやみつきになってしまいそうな魅力で溢れています。
ひよ子
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