夜の11時半頃、1本の電話が鳴る。 すでに誰からなのか予想が付いていた。 2コール目で受話器を取ると、やっぱり彼からだった・・・(-_-;)
ま、いいけどねー。 今夜は話したかったし、機嫌もいいし、なので、 「どうしたの?何かあったの?」 と優しく聞く私。 「ううん、いや、昨日はごめんね。」 だって。 「いいよー、全然気にしてないよー(^-^)」 って言う。
そして会話が続く・・・・。
車の話、モラルの話、医学の話、仕事の話・・・尽きることはない。 楽しくって仕方が無い。 なので正直に彼に言う。 「やっぱ楽しいねー。話してると楽しい!」 「ホント?うん、楽しいねー(^-^)♪」 と彼の今までになく、優しくて楽しそうな声が受話器から聞こえてきた。 付き合ってた頃の彼に、すっかり戻ってる。 でも、私は戻ってない。 その証拠に、彼の話をさえぎっては自分の話ばかりしてる。(ワザと?)
3時間46分・・・しゃべっちゃった。なにやってんだろ。
電話を切る15分くらい前に、私の容姿についてに話題が移った。 自分のことを『卑下』しながら話す私に彼は、 「お前は自分のこと、そんな風に言うけど、お前はキレイやで。」 だって。 「覚えてるかなぁ、お前と○○デートした時、本当にキレイでかわいいと思った。」 って言ってくれた。 「・・・なんか、恥ずかしくて、ヘンな汗が出てきた・・・。」 「また、そんなこと言う。オレはキレイやと思うで。」 「あ、ありがとう。」 「そうそう、素直に取ったらいいよ。」 「うん!」 「いい返事やなぁ。」 「うん!」 「楽しそうやなぁ。」 「うん!ありがとうね!」
彼の心は、ユラユラしてるんだろうなぁ。 私の心は・・・どうなんだろ? 好きだし、楽しいし、面白いし・・・でも以前とは違う。
ついこの間、彼の長所について聞かれたとき、 「あなたの長所になるかどうか・・・私はあなたの前で、自然体でいられる。私にとっては、そこが重要!」 と言った。 今回の電話の中で、 「ホント、楽しいね。ホント自然体でいられるね。」 と優しく彼は呟いてた。何度も。 その声は、すごくしあわせそうだった。
あなたは何かを忘れてる。以前とは違う何かを・・・。
明日の予定を何度も言い、遠まわしに『電話かけてくんな!』と言う。 こんなこと繰り返してて、何が残ると言うの?
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