永遠の半神...楢原笙子

 

 

羊水#9 - 2007年07月03日(火)





彼がわたしの髪を指で梳き、
耳元に熱い息がかかる。

からだがピクンとなって、
背中に回していた手に力が入ってしまう。


彼の手が胸を探り、
そのまま下に降りて胸に戻る。
長い指で優しく強く膨らみをこねまわす。
そうして顔をわたしの胸に埋める。


わたしは小さく声を上げながら、
彼の頭を抱く。
彼の、ひとつひとつの動きに、
さざなみが積み重なっていく。


膨らみの頂上にあてられたくちびるを、
服ごしに感じる。
つまむように動くそのくちびるの中に、
さっきのあの濡れた舌があることを思う。

ああ・・・

からだの熱はどんどん上がっていく。
思わず彼の髪をまさぐる。


もどかしようなわたしの気配に、
彼は突然荒々しく下着ごと服を捲り、
すっかり勃起した胸の頂に
濡れた舌を這わせたのだった。









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