永遠の半神...楢原笙子

 

 

羊水#10 - 2007年07月06日(金)





彼は胸の突起を舌で転がし、
くちびるでつまんだ。
やがて大胆に、
ふくらみ全部を長い指で絞りながら、
全てを吸い尽くすように頬張った。


そんな乱暴なしぐさにも痛みは感じなかった。
もう一方の胸に移るとき、
さっきまでの唾液がつめたくなって、
放置されたのが淋しい気さえした。

けれどすぐに
もうひとつの突起に舌があてられた。
柔らかく優しく強い動きは、
さっきと少しも違いはなく公平なはずなのに、
既に感じた記憶が加わって
わたしを二倍にも三倍にも揺さぶった。


あっ・・・


胸を絞って強く吸いながら、
もう片方の手がスカートの中に入ってきた。
せわしなくお腹をこすり、
ショーツの上の切れ目から
指が侵入しようとしていた。

さっきわたしが汚したそこに、
彼の指が触れる。


いやあ


咄嗟に叫んでいた。










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