ソモ算

2008年05月04日(日)

今度の日記は、恋人がいるつまらなさについてのものになると思う。

初めての恋人が出来てから4ヶ月、私は急速につまらない人間になりつつある気がする。そういう瞬間が1日に3分くらいある。3分を瞬間と呼ぶのは正確ではないだろうがそんな感じだ(まずこの書き出しで結構な人の神経を逆撫でしていることだろう、だから数少ない友達にさえ嫌われ始めているのだろう)。

その3分をここに書けたらよいと思いたって登録をしてみたのだが、この時点で既に3分以上経っているし、書きながら更につまらなさのうわ塗りをしているようでもある。

まず、自分の生活をきれいに二分できると思っているところが陳腐だし、それを自覚しておいて書いているところなどむしろ悪質かもしれない。有閑マダムの火遊びと根は一緒なんじゃないか。

現在の恋人には何の不満もないのだけれど(という書き方に既に不満が表れているだろう、というか自分の少ない語彙によって書かされてしまった時点で不満があるような気分になってしまう)、恋人がいるという状況が今までの自分の人格・清々しさの基準と合致せず、これまで築いてきた人間関係にも有形無形に嘘をつかせていることが気がかりなのだ。

キャッチーに言えば、「ふつうの女ブルー」とか「喪女コンプレックス」とかいうことになるのだろうか。(笑)をつけたくてたまらないのだが、自分のことだからしょうがない。新書のタイトルにいかがでしょうか(と付け加えてしまうのは弱い心だ、狭き門をおくぐりになった出版社の方がこんな日記に振り向く訳はないのに)。

どうせ「ブルー」だし「コンプレックス」だし、わざわざ言葉をひねり出して、どっちつかずの気持ちの白黒を判じていくのは、さっきの「現在の恋人には……」のように、関係各所に失礼な気持ちを自分の中に作っていくことだろう。前回書いてみた日記でもわかったことだ。

それでもなぜ書こうとするか、まずはその整理から次の日記でやってみたい。


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戸袋 [MAIL]