ここは、恋人ができたはいいが、その状況と自分の今までの生き方がそぐわないようで苦しいことについて考える2週間セミナーです。はたして私は恋路と親愛の情を両立させることができるのか? 引き裂かれる運命。そして静かに忍び寄る就活の足音……! 私は一体どうなってしまうのか。
これから、このテーマで日記を書く上での方針を考える。
恋人がいることは各コミュニティで違う意味を持っているので、まずそれを整理する。狙うポジションに応じて私は情報をコントロールできる。
(1) 学科の人 あまり親しくない人々。なにくわぬ顔で大企業に就職していくだろう人々。私なんかが恋人がいると言ったところで、「どうせ出会い系じゃねぇの?」と思われても仕方がないが、とりあえず精神の安定を保てる。(例:話し相手のいないコンパでは、ケータイと共にウィルコムを見せ付けるようにチェック)可哀相レベルを気持ち引き下げる効果。
(2)バイト先の友人 高校の同級生であり、外見・知力に恵まれ、運動系サークルに所属。親しいながらに、及ばない現実を折々感じさせる人々。私に恋人が出来る前から恋愛は話題にのぼっており、出来た旨を報告すると大変に喜ばれる。そもそも恋人がいることがコミュニティ参加の条件であったことを、「フリーの子って結局話す時気ぃ使うよね」という発言で知る。積極的に、恋人との進展状況を述べることが望ましい。一緒にいて楽しいのは本当。
(3)サークルの人 恋人がいないことがデフォルトであり、アイデンティティにもなっているような文化系サークル。紅一点として、例外として接されるよりは、ある程度(というのが逃げ腰)同類として扱われるため、無縁ということにしてある。それはむしろ真実だった期間の方が長いが、嘘になった頃からの方が上手に振る舞えているというのが皮肉である。紅一点に求められるものが私にとっては元より擬態だからだろうけど、その扱いが心地よいのも本当。恋人がここに属していることもあり、隠してはいるが、恋人がいることは影で人間関係を円滑に進められる余裕をもたらしているようだ。それがまた苦しく、卑近にはバレた場合の対処が思い付かない。
(4)高校の特に親しい友人 クラスも部活も違うが、中高6年間をかけて、じっくり吹き溜まってきたグループ。約5人。女子校ということもあり、(3)とは対照的な意味で居心地がよい。下ネタを気兼ねなく言える。異性交渉は激しいものと全くないものに分かれていたが、成人を迎える前後、FtM気味(?)のものを除いて色気づく。しかし、現在有配偶は私のみになってしまった。現役で第一志望の進路に決まったのも私のみであり、多分に思い上がりだが、少し気を使わなければと思わされる局面もある。就活・恋愛の悩みも、セーブする必要がありそう。こういうことは、メンバーの結婚・出産でも繰り返されるのだろうか。
以上見てきたように、恋人がいることは(4)を除いて、多かれ少なかれプラスに作用している。しかし私が思う「つまらなさ」というのは(3)(4)的なつまらなさなので、ここに葛藤が生じる。
なんだか携帯で打っていたらよくわからなくなってきた。
だから、あれだ。(3)(4)で、恋人を持った上で、よりよいポジショニングがないかと思索してみるというのが明日からの作文の課題になるだろう。また、(3)(4)のどういった特徴に自分が愛着を感じているのかも再検討したい。
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