橋の向こう側。
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あたしは。 あなたの傍にいたいが為に自分勝手な選択をした。 親に一生言えない秘密をつくって、そして一生罪を背負う決断をした。
それはあなただけを責めることはできないし、そんなことするつもりもないお互いの責任なのだけど。心も身体も傷つけて。
そうまでしてもあたしはしゅうちゃんの傍にいたくて。 すきで、スキで、好きで、大好きで好きすぎるくらいで。
それは、今も変わらない。
一緒に住み始めて3ヶ月であなたはあたしを求めてくれなくなった。 それが辛くて自分から求めるばかりなのが惨めで。 泣いて気持ち伝えたこともあったよね。 「嫌いなわけない、あゆのことは好きやで。でも性欲わかへんねん。」 えっちすることだけが付き合うことじゃないのわかってる。 知識のない無責任なセックスがもたらす悲しみも身をもって学んだ。 あなたの浮気を疑ってなんかもいない。
それでも。それでもあたしは。 あなたとひとつになる時間が欲しかった。
あなたが、あたしを抱いてくれてる時だけにだけくれる、
「愛してる」
の一言が欲しいから。
「じゃあ、最低一ヶ月に一回は抱いてください。」
それからは儀式のようなえっちを繰り返してきた。 もちろんあたしは満足してないし、惨めな気持ちや申し訳ない気持ちもあるけど身体を重ねあうことでその時間はあたしはしゅうちゃんの特別、そう思えることが嬉しかった。
恋人はえっちするだけじゃない。 だけど。 恋人だから愛のあるえっち、できるでしょ?
そんな現実があって。 「性欲がわかない」なんてあたしをもう女としてみてない発言があって。 それでも仲良しで、楽しくて、もう家族みたいな情があって。
だから、あたしは本物の家族になりたかった。しゅうちゃんももう身内のように空気のようにあたしを思ってると思ってたから。 自然と結婚願望が生まれてきたのかもしれない。
でも違った。しゅうちゃんは重たくて、うっとーしいことだとしか捉えてなかった。
ねえ、しゅうちゃん。 あなたにとってあたしは何なの? 仲のいい女友達でルームメイトで世話してくれる人、でしかないの?
もう、お別れするべきなのかな。好きだけどそれしかないのかな。あたしが余計なこと考えなければ仲良しで幸せなんだけど。 じゃあ、かんがえなければいいじゃない。 そして考えないことを考えて。 苦しくて呼吸が速くなって。 ぐるぐる、ぐるぐる。無限ループ。
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