誰にも言えない

2024年09月26日(木) どの口で

思い出したことがある。

数年前、たしか2021年か2022年だったと思うが、母が頼みごとをしてきて、それは特に急ぐことでもなくいつでもいいような内容だったのに、私の都合も聞かず「早くしてね」と偉そうな口調で言うので、ブチ切れたことがある。
しばらく口も聞かず部屋に引き籠もったのだが、そのとき頼んでもいないのに父親が勝手に仲裁しようとして、「お父さんもお母さんも、憂鬱天使が嫌がることをわざとやったりはしない」と、頓珍漢なことを言った。

私は思わず冷たい笑い声を上げそうになった(上げそうになっただけで、実際は無視したが)。
父親は、私が10歳の頃から長年に渡って性的加害を繰り返してきた。そのつど、「やめて!」「嫌だ!」と抵抗し、怒ってきた。それでも父はまったく意に介さず、ヘラヘラ笑って加害を繰り返した。
それのどこが、「私が嫌がることをわざとしない」のだろうか。むしろ、嫌がると分かっていて、わざと嫌がることをやって来たのが、あんたじゃないか。
こいつ、何言ってるんだ?
その時点(2021年か2022年)でも加害は続いていたのに、全部なかったことにしてすっとぼけて、何をいけしゃあしゃあと言っているのか。

もう本当に、可笑しくて仕方なかった。
父親は、私が10歳の頃から30年以上、私が嫌がることをわざとやってきたという自覚がまったくなかったのだ。

どれだけ最低最悪な人間なんだろう。


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憂鬱天使

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