誰にも言えない

2024年10月24日(木) 朝に夜に

朝。
今日は出掛けるついでに、昼食用にマックを買うことにしていた。そのことは、昨日のうちから母に話してあった。
今朝、まだ私がベッドにいるとき、母がその話を父にしているのが聞こえた。すると父が、自分の分も買ってきてもらおうかなと言った。
私は起きてすぐに、何食わぬ顔で「お昼ご飯はマックはやめにして、うちにあるパスタにする」と母に告げた。
なぜ私が、あんな奴のために、ついでとは言え買い物しなければならないのか。自分の食べたいものを我慢してでも、それは避けたいことだった。
あんな奴の頼みを聞くくらいなら、食べたいものを食べないほうがマシだ。

夜。
テレビで、座っている時間が長いと血管が硬くなりやすいと言っていた。
それを聞いた父が、私にスポーツセンターでどんな運動をしているのか聞いてきた(私は週に一度、障害者用のスポーツセンターに行っている)。
私はずっと車椅子に座っている。だから、私の血管が気になったのだろう。
鬱陶しい。
テレビにすぐ影響されることも鬱陶しいし、それでいちいち話しかけてくるのも鬱陶しい。
ずっと座っていることより、お前に話しかけられることの方が、ストレスが溜まって体に悪いんだよ、話しかけるなクソが!


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憂鬱天使

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