朝。 今日は出掛けるついでに、昼食用にマックを買うことにしていた。そのことは、昨日のうちから母に話してあった。 今朝、まだ私がベッドにいるとき、母がその話を父にしているのが聞こえた。すると父が、自分の分も買ってきてもらおうかなと言った。 私は起きてすぐに、何食わぬ顔で「お昼ご飯はマックはやめにして、うちにあるパスタにする」と母に告げた。 なぜ私が、あんな奴のために、ついでとは言え買い物しなければならないのか。自分の食べたいものを我慢してでも、それは避けたいことだった。 あんな奴の頼みを聞くくらいなら、食べたいものを食べないほうがマシだ。
夜。 テレビで、座っている時間が長いと血管が硬くなりやすいと言っていた。 それを聞いた父が、私にスポーツセンターでどんな運動をしているのか聞いてきた(私は週に一度、障害者用のスポーツセンターに行っている)。 私はずっと車椅子に座っている。だから、私の血管が気になったのだろう。 鬱陶しい。 テレビにすぐ影響されることも鬱陶しいし、それでいちいち話しかけてくるのも鬱陶しい。 ずっと座っていることより、お前に話しかけられることの方が、ストレスが溜まって体に悪いんだよ、話しかけるなクソが!
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