グミ夢日記
グミ



 こっそりゆめ日記

私はよく夢を見る。
ほぼ毎日。
みんなそうだと思ってた。
が、うちの同居人はめったに夢を見ないのだ。
それはそれで珍しいな。

インパクトのある夢、
声を上げて飛び起きる悪夢、
現実だと思い込んでいる夢、
何度もくりかえし見る夢、
いろんな夢を見る。
せっかくなので日記にでもつけてみよう。

ところで夢日記を付けたり
他人の夢を継続的に聞くと
精神が崩壊するってホントかなぁ?


2003年03月03日(月)



 ピクミンっぽい

高いビルがあって、その最上階に住んでる。
というか閉じ込められてる。

外が騒がしいのでベランダに出てみる。
隣のグラウンドで運動会をやっている。
子供、大人、老人がたくさんいた。

やっている競技は棒倒し。
人々が棒に群がっている。
私が笛を吹くと整列し、もう一度吹くとまた棒倒しを始める。
私は整列と棒倒し以外の命令しかできない事に気が付き
興味をなくしてベランダから飛び下りた。

グラウンドに紛れ込み、棒倒しに参加する。
すると私がいたビルから笛の音が聞こえる。
私は自分の正体がばれてはいけないと緊張しながら
周りの人々に動きを合わせた。
あのビルには2度と戻りたくないと思っていた。

 ■■■

支配者的な夢。
こういうタイプの夢は初めて見た。
象徴的なのは、笛の音、棒倒しに群がる群集、緊張の3つ。
ベランダから飛び下りる落下感覚はなかった。



2003年03月04日(火)



 絵本のような世界観

工場にいる。
煙突が地面から突き出しているが
工場自体は陸上にある。
青い屋根以外は全てセピア色。

作業服を着た小人がせわしなく働いている。
動きはスローモーションかがっていて
残像を残しながら移動している。
私自身はどこにもいない。

  ■■■

音の無い夢。
屋根の青色が印象的だった。


2003年03月07日(金)



 学校で

屋上の配水管が詰まっている。
原因を探ろうとしてバルブを開けると
黒い変な臭いのドロドロが一面に散った。

それを追って階下に降りる。
階段をどこまでもどこまでも降りた。

黒いドロドロを見失って呆然としていたら
頭上からエレベーターが落ちてきて潰された。

  ■■■

死ぬ夢は吉兆。
何かいいことあるといいな。



2003年03月10日(月)



 熊に襲われる

引越しの準備をしている。
今はもう主のいないハムスターケージから
滑車を回す音がする。
かぶせてあった段ボールを取ると
白と茶色の斑模様のハムスターが滑車を回していた。
良く見ると1匹だけじゃなく、何匹も入っている。
うちの猫がそのハムスターケージの周りをうろうろとしている。

友達が布団の周りからたくさんのウサギやモルモットを見つける。
引越しすると思ってペットを捨てにきたのか?
と思いながら猫を廊下に出す。
扉を閉めて、ふと今の毛並みの感触が猫のものと
少し違う事に気が付いて廊下に出ると
耳の垂れたウサギが廊下の突き当たりで
お腹を見せて寝ていた。

猫は窓際で外を見ている。
ウサギを中に入れて、もう一度猫を廊下に出す。

そこで改めて部屋の中を見渡すと
ハムスター・ウサギ・モルモットと熊が2頭いる。
熊は動物園に連絡した方がいいかな、と思っていたら
突然小さい方の熊が暴れはじめた。
私たちは窓から逃げた。

外から別の部屋に入り、母と弟を探す。
母が弟を連れて猫の入ったカゴを持って出てきた。
それと父親らしき身知らぬ中年男性。
背後から熊が言葉を叫びながら追ってくる。

リビングに逃げ込むと熊が扉を破って入ってきた。
私達はまた窓から逃げる。
母が逃げた先に小さい方の熊が待ち伏せしていた。
私は手に持った鎌をブーメランの要領で投げる。
鎌はクルクルと回転しながら熊の腕を切り、また私の所へ戻ってきた。
私は飛んできた鎌の刃の方を掴む。

見知らぬ中年男性が私に車の鍵を投げてよこす。
それを受け取って走り出すが、すぐに大きい方の熊に捕まる。
熊の手には大きな爪が3本。
真上に投げ上げられながら両腕を何度も爪で抉られた。

  ■■■

逃げなきゃ、と思っている所で目が覚めた。
起きたら両腕が痺れて痛かった。



2003年03月11日(火)



 本の侍

私は首切り役人だった。
首を切られる罪人は本の侍だった。
私が刀の切っ先を本の侍の首元に当てると
ページがぱらぱらとめくられる。
私はその内容を読むのに夢中になり、
首を切る事を忘れて読みふけってしまう。

本の侍に「早くやれ!」と注意されて
私は我に帰り、また刀を構えなおして
切っ先を首筋に当てた。
するとまたページがぱらぱらとめくられる。
そして読みふけってしまう。

  ■■■

ちなみに本の侍の内容は
北斗の拳・三戸黄門バージョンだった。
胸に例の傷を持ったムキムキの黄門様が
両腕をザコ敵キャラの鎖につながれて
黄門様ピンチの所まで。
そこまでハラハラしながら読むと
「早くやれ!」と怒られてしまうので
その先は読めなかった。


2003年03月15日(土)



 ノート

書いた事が本当になるノートが
うちの居間にある。
試しに「今流れている曲のサビを3回くり返す」
と書いてみる。
そのフレーズにさしかかった。
本当に3回繰り替えして曲はそのまま続いた。
私はものすごく恐ろしくなって
ノートを燃やしに行くためにそれを抱えてうろうろしていた。

  ■■■

こうして書いてみると普通の夢だが
私は悲鳴を上げて飛び起きた。
何がそんなに怖かったのだろう。
今思えば明晰夢を見るチャンスだったのに。


2003年03月27日(木)
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