こんなに日にちを空けたのは始めてかな。
例の入院即退院事件以来、かなりトーンダウンしてましてね。
あのヤギ髭おやじの言葉がひとつひとつ後から効いてきましてね。
もう医療不信です。 ( ̄△ ̄|||)
カウンセリングもあれ以来行っていません。
「それ言ってどうなるよ感」がむくむくと湧いてきましてね。
話は飛びますが、
『ふたりっ子』のノベライズを読みました。
前に観た総集編のビデオがあんまりにもはしょってるから、
なにがなんだか分からなくてこれは本を読むべぇと、
わざわざ本屋で注文して買ったんですよ。
おいら凄〜く遅読なんですが、ドラマで観てたので、
人物が頭に浮かぶからすらすら一日で読めました。
オーロラ輝子が死んでしまうシーンはあかんかった。
うるるうるるきた。(┳◇┳)
こういったシーンは本の方がいいね。
なんつーかドラマだとガンで死にそうなのに顔色いいなとか、
病室の窓の外の夕焼けの景色がもろに書割だなとか、
ヘンな所に気が行ってしまうんだな。
本ならまさに理想的な映像をイメージ出来るから入り込めるのだ。
最後の鎧海岸でのシーンは、ドラマとちょっと違ってた。
なんて言うんだっけあれ。
将棋盤を見ないで「三4歩」とか言うの。
おたがい頭の中だけで将棋を差すの。
ドラマだと香子がそれを言い出して、森山さんが答えて、
ヘリの空撮でどんどん二人が小さくなっていく終わり方でした。
ノベライズでは香子が森山さんの手を握って…
二人の前には遥かな海と空が広がっていました。となってる。
ノベライズの方がしんみりしてて好きだなぁ。
ホームドラマって、結局は家族の誰かがピイピイ言いながら、
家を飛び出していって、残りの家族が心配して探しに行く。
なんやかやあって結局は元の鞘に収まる。
それのバリエーションの繰り返しなんだな。
こんな事書いたらシナリオを仕事にしている人に悪いけれど、
不幸を波状攻撃で描くだけの作品なんてだれでも書けると思う。
ただし、
その行間に人間の強さ脆さ素晴らしさなどを、
いかにも押し付けじゃなく上手く盛り込めるかどうかが、
感動できるか出来ないかの違いなのだな。
てんやわんやするのはあくまでおまけなんだと思う。
いかにも感情的になった時の激しい言葉よりも、
ふと漏らした短い一言の裏にその人物の生い立ちや人生観が感じられると、
「嗚呼この作家さんは人間ってものをを良く観ているな〜」
と感動してしまうのだな。
そんな物書きに私はなりたい。なんちって。
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