川底を流れる小石のように。 〜番外編〜 海老蔵への道!
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昨日の松戸からの帰り道、 成田屋友達と電車に揺られつつ、ためいき。 というのも、なぜか10月以降の海老蔵の予定が「未定」のまま発表されていないからだ。 わかっているのは来年1月の演舞場で「信長」をやるということ。 3ヶ月も未定のまま舞台に立たないなんて、気になる!気になりすぎる。 振り返ると、襲名が決まってからは特に、 先々の大まかな予定は、かなり早めに発表され、 遠征のやりくりあれこれを、常に考えてる状態が続いていたのに、 急にぽっかり「未定」となると、気が抜ける。
この松戸を見終えると、巡業の西コースは、西日本をグルグルまわるので、 私はどうやら、もう行けそうにない。 とすると、9・10・11・12月と4ヶ月も! 舞台の海老蔵を見ることなく過ごすことを考えると、さらに脱力。 友人は「もう何をして過ごせばいいのか、わかんない〜」などと言い出す。
そんな寂しいどんよりを、吹き飛ばしてくれた今朝のスポーツ紙! わほー!
消えてしまうと寂しいので、コピペ失礼。 以下「スポーツ報知」より
海老蔵 初映画初主演 闘病中の父・團十郎に「親孝行」を
歌舞伎俳優の市川海老蔵(27)が主演でスクリーンデビューを飾ることが30日、分かった。横山秀夫原作、山田洋次脚本「出口のない海」(佐々部清監督、松竹系、来夏公開)に元甲子園の優勝投手役で出演し、人間魚雷「回天」に乗り組む特攻隊員を演じる。襲名披露中の海老蔵は、父親の市川團十郎(59)が急性前骨髄球性白血病再発の疑いで半年間の休養が報告されたばかり。「この映像の仕事に全力ぶつかっていくことが父への親孝行」の気持ちで新境地に挑もうとしている。
混乱の中…1週間前決断
海老蔵が敬愛してやまない父親の再入院という状況の中で新たな決断をしていた。新之助時代も含め、初めてとなる映画への出演だ。1週間ほど前、松竹関係者、佐々部監督と直接に会って正式に出演の意思を伝えた。
戦後60周年記念の映画がたくさん製作される中、特攻隊員の苦悩が描かれる「出口―」は映画化が発表されただけ。詳細が伏せられていたのも、松竹は海老蔵での主演を慎重に温めていたからだった。歌舞伎界を担う若手役者に、舞台だけにとどまらず、ひと回り、ふた回り大きく成長してほしい願いがある。
歌舞伎の所作を生かすことのできる時代劇ではない作品での映画デビューは異例ともいえる。が、「佐々部監督とご一緒できることは現在の私にとって大いに勉強になり、豊かな糧ともなると思います」と、製作側の熱意にも押され、初映画で主演という大役を引き受けるに至った。
日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得した同じく横山秀夫原作「半落ち」の佐々部監督がメガホンを執り、かねてより“スポーツもの”を手掛けたい希望を持ち続けていた巨匠・山田洋次監督が脚本を担当するなど経験豊富なスタッフがそろう。共演者のキャスティングも大詰めに入っている。
脚本もほぼ完成。海老蔵演じる主人公・並木浩二は脚光浴びた甲子園の元優勝投手。大学進学後、不運にもひじを痛め、思い通りの投球ができない挫折を味わいながら「魔球」完成の夢を捨てようとはしない。
その一方、時代は日米開戦、太平洋戦争が始まり、並木は次第に自責の念にかられ、海軍入りを志願。いとおしい恋人を残し、脱出装置のない人間魚雷「回天」に乗り込むことを自らの意思で選択する。胴直径1メートル、1人乗りの狭くて暗い艦内。生と死、正気と狂気のはざまで若者は何を思うのか…。実際に回天に乗っているような錯覚にとらわれる緊迫感で読者を引き込んだ原作が、スクリーンでいかに描かれるか注目される。
クランクインは10月下旬。海老蔵は「今年は襲名の仕上げと新しい挑戦の年」と襲名披露だけで落ち着く気持ちはない。「父の入院治療の事態はせがれとしては(父が)心配でなりませんが、この映像の仕事が親孝行と信じ、精いっぱい、努力してまいります」とコメント。舞台、テレビでも大役をこなしてきたが、新しい雰囲気に触れられることを心待ちしている。 (スポーツ報知) - 8月31日8時0分更新
ということらしい。
そうか、そうだったんだ!
テレビ画面でドラマを演じる海老蔵というと、 大河の武蔵と、ずーっと昔の「仲蔵狂乱」かぁ・・・。 一抹の不安はよぎるものの、何やらムクムクと楽しみになってきた。
帰りに早速、横山秀夫「出口のない海」を購入。 わしわし読む。 おもしろいいいい! そして主人公「並木」を、海老蔵に置き換えてっと。 わお!すごい楽しみ! 監督のHPのチェック ここの「ほろ酔い日記」これから、のぞくのが日課になりそうだ。
竹本葵太夫さんの「巡業日記」でも、昨日の松戸の実盛を、 「磨きがかけられたおとなの実盛」とのこと。 うんうん。
と、そんなわけで、 思わず浮かれて日記を書いたり。 てへへ。
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