イツカクルサヨナラマデ

2003年07月05日(土) VOL.34

本当に疲れていた
きっと彼もだ

「一緒にいられる?」と聞かれて
いつものように『うん』と答えられない程
身体が休息を求めて悲鳴をあげていた

彼はワタシを気遣いワタシは彼を気遣い
「行こう!」の一言が出せないまま
彼の仕事を手伝い終えると8時近くなっていた

『今日は帰る?』と聞いたとき
返事がどちらでもかまわないと思っていた
彼の返事は
「一緒にいたい」
やっぱり嬉しいワタシの返事は『わかった』

今日は普通にデートしようかと彼が言う
どっか暗くて二人になれてキスできる所を歩こうと
彼らしくない

まもなく本音が出た
ワタシが疲れてなければエッチするのにな〜と

エッチはともかく
ワタシの本音と言えば二人きりの場所がいいに決まっている

「なんだかず〜っと一緒にいるね」
「好きになっちゃったかな〜」
「もしかしたら、なくてはならない人になっちゃったかも」
「仕事でいやな事あっても忘れられちゃうんだよな」
「仕事中も同じ場所にいてくれるだけでもいいんだ」

「ね、ね」
「会いたいと思う時ある?」
『うん、もちろん』
「俺も会いたいと思うんだよね」
『休みの日でも思う?』
「思うさ」

めずらしく彼がやさしく丁寧に愛撫をしてくれた
何だか不思議だった
愛されている気分を味わった

疲れていると気持ちも高ぶるのかもしれない


1週間のうち6日間も一緒にいたことになる

どんなに疲れていても
具合が少しくらい悪くても
ワタシには今
彼が1番だ



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