徒然エッセイ&観劇記
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2001年10月07日(日) 2001年度ストレートプレイ劇団観劇記

(リリパット・アーミーと月影十番勝負第六番です)

☆リリパット・アーミー「乙女回廊」観劇記

8月18日IN本多劇場
中島らも事務所のリリパット・アーミーって劇団。
「ベイビーさん」という公演のとき、チケットが当たったので見に行った。当時の印象は、可もなく、不可もなく・・・
今回は、宮村優子客演ということで、見に行った。
宮村優子さんというのは、本業声優。「新世紀エヴァンゲリオン」でアスカ役をやり一躍有名に。その後声優アイドルらしからぬゴンヌズバーな楽曲を発売したナイス女子。

で、今回公演は、男が女役を、女が男役を。いつもじゃないよ。三回目だって。
つーわけで、ほとんどスタジオ・ライフと宝塚を一緒に見ているようだった。
どちらもあまりすきではない(ゴメン)私には、うーん・・・楽しいけどね。ある意味二つの劇団のパロディみたいなもんだしね。
ミュージカルネタもあった。「明日はマスカレードよ。♪マスカレード仮面舞踏会〜♪」って歌いだして、「あんたこの忙しいのに何劇団四季見に行ってんのよ」とか。
男が女に迫るシーンで、「千の誓いがいるか、万の誓いが欲しいか。命をかけたあの言葉を、もう一度言えというのか・・・オスカル」「あなた何か間違ってる〜!」とか。

でーもー。何か不完全燃焼・・・いくら微妙な下ネタをやっても、どこかに「健全」オーラが。可も不可もなし。
お客さんも、常連ぽい、無害そうな、毒にも薬にもならなさそうな人(暴言?)内輪ネタも多いしね。
劇団員から、「僕たち頑張ってます!」ってオーラがくるのもなんだかな。

最後に皆が、男は色シャツにスーツでホストみたいなかっこ、女性も女性らしいかっこになってぶいぶい踊りました。うへへ。やっぱダンスはええわ。
んで、男は結構ハンサムで、女性もステキでしたー!誰が誰だかさっぱり分からないけど(笑)

話?話はまあ・・・そうですか、て感じかなー
まあ、うふふと気楽に笑いたい方はどうぞ。
もう一度、次公演も行くかっていうと、行かないわ(正直)

みやむー、また来年も演劇(今度は主役!)やるそうだ。ガンバ!!



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☆「世にも素敵なネバーエンディングストーリー」観劇記

月影十番勝負第六番(劇団☆新感線の高田聖子さんのぷろじぇくと)
10月7日(昼)青山円形劇場

HIGHLEG JESUSの河原雅彦さん作・演出。
「奇蹟の人」をパロディにして、でもじぃんとするコメディー。

サリヴァン先生に当たるアニー・タカダン(高田聖子)が、
ヘレン・ケラーに当たるキノー・ハナー(木野花)に、
言葉を教えたと思いきや、実は腹話術でタカダンが喋っていて、
ダンゴメス(竹田団吾)は奇蹟の人タカダン先生を一躍有名人にマネジメントして、儲けて、
召使のキシリン(岸潤一郎)はお父さんが具合悪いのにタカダンの嘘でハナーの相手をさせられて、
ハナーの兄のキノー・マチャー(河原雅彦)は全てを暴いてタカダンに「嫁においで☆」と何気に脅迫する。

そんなもんでしょか。高田さんは大阪弁をまくしたてて楽しいし、
河原さんは似非外人翻訳語を使いつつオーバーアクションで愉快。
キノー家の父・母はマネキンで、声だけ出演。父・池田成志。母・峯村リエ。
いいねぇ〜マネキン!!「マイキー」みたい!!(バミリオンプレジャーナイトという深夜番組の、マネキンホームドラマ)

一番かわいそーなのはキシリン君。お父さんに書いた手紙を、タカダンに届けてもらってたと思いきや捨てられていた。
文字が読めないので、病院からの手紙をタカダンに読んでもらったら、「垂直に飛べるくらい元気だよ〜」なんて言われて、その気にしたら実は死んじゃったって書いてあった。
ちくしょー!もうハナーの相手なんかしてらんないぜー!こっから出てくぜー!と脱走しようとしたら、マチャーに見つかって縄で縛られてしまう。
側にハナーが来たので、「この縄解いてよう」って言っても、ハナーは分からない。全く意に介さない様子で、葉っぱと戯れている。
「そうだよな・・・くそー!お前はいいよな・・・ぅぅぅ」と泣き出す、キシリン。キシリンの泣き声を聴いて(聴けないか)ハナーがキシリンの顔に手をやる。
わーー!!涙ーー!!て感じで、ハナーが一緒に泣き出す・・・(うかつに私も泣く)

ラストもダンゴメス×ハナー。キシリンが、ちくしょー!出て行くぜー!!って去りかけたら、タカダンが持っていたお金を手にとって、キシリンに差し出す。
お金の価値を分からせる授業で、ハナーが分からなかった、ものの交換とゆー概念がハナーに分かりかかったらしい。
必死にお金をかき集めて、キシリンに渡して、「出て行かないで」という様子のハナー。
キシリンはお金を受け取ると、びりびりに引き千切る、ひしと抱き合う。おお!ここでキシリンとハナーの心がちょっと通じたのだ!(うかつにまた泣く)

いや、別にこのシーン以外はショートコントみたいな話なんですが(笑)
笑って、泣けて、後味悪くないし、いい感じでした☆


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