2006年10月16日(月)<<<呪縛からの開放
それは、僕が今習っている舞踏の先生がくれた魔法の小瓶。
「貴女は悪い気や人の感情を磁石のように引き寄せてしまうから 人ごみや電車の中で苦しくなったり辛かったら、頭にひとふりしなさいね」
奇跡が起こったんだと思った。
その日。
僕は何年ぶりのことだろう・・・
誰の視線におびえるでもなく
呼吸がおかしくなることもなく
手足が震えるようなこともなく
何年ぶりなんだろう???
とても凪いだ心で電車を乗り継ぎ、地元の駅に帰り着いた
ホームに下りたとき
涙が出た
何年ぶりなんだろう・・・、そう想った
奇跡だとしか思えなかった
長い長い呪縛から開放されて
頬を伝った涙を僕は一生忘れない
根本的な解決ではないけれど・・・
でも、この小瓶がきっと僕を守ってくれる
だから、また明日も仕事へ出かけようって思っているよ |