セキセイインコ ゴン助の精巣腫瘍闘病記録
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ゴンの呼吸がやや荒い。 数日ずいぶん冷え込んで暖めるのが追い付かない。 加えて羽根が抜け変わりはじめ時間がかかり 薄着状態。
もう少し様子を見てひどければ病院へ。 餌も食べ、鈴も蹴飛ばし、手にもかみつく元気はある。
そろそろ半年たつ。 長くて半年、早ければひと月。
そう言われた夏。 ほぼ半年。
崖っぷちながらゴンは生き延びた。 あとはもうけものの命。 ゴンがこう言うかもしれない。
『わし、居心地がちい〜とばかり よかけんが もすこしゆっくりして行きますたい。 ま、金かかりますばってんがーよろしく』
予定オーバー。 死にかけちゃ復活でこっちはたまったもんじゃないが まあ、いいか....
もうゴン助数10羽分注ぎ込んだかもしれない。 ここまで来ればもういつ、お迎えがきても どちらも満足だろう。 獣医さんも自力で餌を食べられる限りは 生きる手助けをして行きましょう、とおっしゃった。
まだまだ食べる力はいっこうに衰えていない。 ペットショップで若々しい小鳥を見ると 時間の流れを感じる。
ゴン助の正式な名は「ゴジラの助」 雛鳥の時頭突きで突進するような奴だった。
たくましいことこの上なし。 じじいになってもかわらないようだ。
早く暖かい春が来る事を祈る。 ゴンは3月に8歳になる。
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