大 将 日 記
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2006年04月09日(日) Key Stationの方向性と大きな目標

今日は夕鶴みき姐さんの所属するユニット、即興演劇だんすだんすだんすのアトリ
エ公演を見に東中野まで行って来た。だんすだんすだんすの公演に顔を出すのは随
分と久し振りで、昨年6月の『ここで僕等が出来ること』を観に行った以来になる。
今日の公演は、Key Stationの師匠的存在のユニット公演を観て勉強をするのと同時
に、何と言ってもKey Station初公演に多大なるご支援を受ける事を主催者の今井氏
にお礼とご挨拶も兼ねていた。
いつもだんすだんすだんすの公演に行くと、優しく出迎えてくれる今井さんや川戸
さんや岡崎さんや山口さん。今日も笑顔で迎えてくれたのだが、こちらの気持ちが
いつもと違うせいなのか、メンバーの皆さんが凄く大きな存在に思えてしまい、ずっ
と頭を下げまくり、まともなご挨拶が出来なかったような気がする。

「こんな大きな存在の人達から支援を受けられるなんて、何てKey Stationは恵まれ
ているんだろう」

と思わずにはいられなかった。

アトリエ公演は約1時間強で終わったのだが、いつもながら見事としか言い様が無
いコンビネーションプレーが続出。
今日の公演に、私の母が今朝摘んで来たばかりのヨモギで作った草餅を差し入れた
のだが、その草餅をお題に即興芝居はスタートし、最後までこの草餅が話題の中心
になっていたのが面白かった。
芝居と言うのは本当に何でもお題にして出来る物なんだと言う事を改めて痛感した。

帰宅途中、裕介と東中野駅前の中華屋で食事をしながら話したのだが、Key Station
の今後の方向性を早く明確に出来たらいいですねと裕介が言った。
確かにそれはそうなのだが、それこそ方向性と言うのは劇団運営をしているなら代
表者の意向で形作られるのだが、我々みたいにユニットと言う形を取っているとな
かなか難しい物がある。

だが、私はこう思った。

ユニットだからこそ、方向性にとらわれる事無くメンバーの自由な発想で個々に方
向性を持っていれば今はいいのではないかと。
私は正直言って、まだリーダーシップと言う点では代表の肩書きがあるのに対して
薄い気がするのだが、私の考えをメンバーに押し付ける気は無いし、私の考えが本
当は真実なのかどうか解らない。
ただ、私はもっと芝居を身近な物にして、子供達に夢を与え、みんなに笑顔になっ
て貰いたいと思っている。

ある意味、演劇とは芸術である。

絵や文字や音符が書けない私。まして肉体アート的な事も出来ない。
今日、瞳は初めてだんすだんすだんすの公演を観た訳だが、観終わった率直な感想
を尋ねたら

「自分の発想力の乏しさにショックを受けた」

と語ってくれた。

芝居と言うのは本当に何でもお題にして出来る物なんだと言う事を改めて痛感した
と先程記したが、それを考えたら即興芝居は『笑点』の大喜利みたいな物。
私は以前の三越公演の仲間に「自分は芸人だ」と言っていたが、これはギャグでは
無く本当にそう思っている。『話芸』と言う芸術と、中途半端な肉体アートしか作
れ無いが、小人数でもいい、それでも楽しんでくれる人が居るならば幸せな事だ。
だから、もっともっと自分を磨いて、大きな目標に邁進しなくてはならない。

今日、即興演劇だんすだんすだんすが、私のひとつの大きな目標なんだと言う事に
気が付いた。

そして、Key Stationは親子丼に遊びに来てくれる子供達の大きな目標にならなく
てはならないと悟った日でした。


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