大 将 日 記
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日記をのんびり書いている暇は無いのだが、気晴らしに書いてみる。
HPをご覧になっておわかりのように、とうとうKey Stationの第1回目の公演日 時が決定した。 市の公共施設を使う都合上、抽選会に出なくてはならず、船橋市での公演にどうし てもこだわりたくて、役者やスタッフにはいろいろと迷惑をかけてしまったが、と うとう11月4日(土)の1日限り2回公演と言う形で落ち着いた。 しかし、決定した途端、公演日まで2ヶ月を切ってしまい、一気に緊張した。 あれもやらなくちゃ、こりもやらなくちゃと言うのが次々に頭に浮かんで来て、ど うして俺は尻に火が点かないと動かないんだろうと、自分の性格がホトホト嫌にな る時がある。
これから公演終了までの間、もし私がこうやって日記を書く事があるとしたら、そ れは徐々にだが、公演のネタばらしをし始めたと思って貰っても良いと思う。
今日はそのネタばらし第一段。
今公演の為に歌を作った。私が作詩・作曲をした。 だが、譜面は書けないし、楽器も満足に弾けない私が歌を皆に教えられる事が出来 る筈も無く、やむなく公開は次公演に先送りになった。 しかし、そんな私が演じる役は、途中でギターを弾かなくてはならないのだ。もち ろん中野守氏の原作でもギターを弾いて歌を唄うのだが、私はギターをここ何年か 弾いた記憶が無い。それでも恐る恐る押入れからギターケースを引っ張り出して中 を確認してみた。 煙草のヤニの色だろうか、少しだけ薄汚れた感じはしたが、棹の部分も曲がってお らず、未だにいい音色を響かせてくれていた。
私のギターは、YAMAHAのFG-200Dと言うギターで、購入したのは今から25年前。 私が中学2年生の時だった。
当時からさだまさしが大好きで、さだまさしと同じようにギターを弾いて彼の歌を 唄ってみたいと思い、親がクリスマスプレゼントとして買ってくれた物だった。 当時、YAMAHAのギターを持っていると言うだけで、さだまさしや中島みゆきのファ ンだと公言しているような物だった。 購入時の金額は2万円。当然、消費税等は無い時代。船橋東武の伊藤楽器で購入。 買った当時は本当に嬉しくて、毎日毎日飽きもせず近所迷惑なくらい弾いて唄い、 左手指先のタコが痛くなって感覚が麻痺するまでジャカジャカと弾いていた。
ギターを奏でた経験がある方ならおわかりだと思うが、私は一応ほとんどのコード の抑え方は覚えたのだが、どうしても人差し指1本で6本の弦全部を抑えると言う BやF系の音が出せずに、途中で挫折した人間の独りとなってしまいました。
今公演の為に、もう一度ギターを弾いてみようと思ったのですが、実は唄いたい歌 の楽譜を手に入れるのが困難だった。 何の歌かは、今日更新された『真実は笑わない・用語集』で確認して頂きたいのだ が、なんとかYahooオークションで入手をして現在猛特訓中である。 しかし、もう何年間も弾いて無かったギターに言う事を聞かせるのは大変な事で、 まずは弦の張り替え、そして掃除、それから音叉を使ってのチューニング。そして 初めてYAMAHAのFG-200Dは私の言う事を聞き始めてくれたのだ。
幸い、唄いたかった歌のコードは意外と簡単な物が多く、後は指を動かす訓練をし 続ければ公演までには何とか人前で弾いても許される位には上達する筈だと信じて いる。
25年前に購入したギターで15年前の歌を唄う。
たった一日の公演だけど、裏にはいろんな物語が隠れています。 1980年代に大人気だったYAMAHAの定番ギターFGシリーズの200D。 今、ヤフオクでは、状態のいい物で1万円前後で取引されていました。 その音色を2006年の今年、私が上手く復活させられればいいのですがね・・・・
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