ヤグネットの毎日
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2003年03月14日(金) 夕陽とひこうき雲

 朝は、民主商工会や京都建築労働組合洛南支部が毎年おこなっている、「3/13重税反対統一行動」に来賓として参加。あいさつをさせていただくとともに、宇治税務署までデモをして歩いた。
 確定申告の用紙提出をするさいに、業者同士が集いあって、重税おしつけを許さない社会的世論をつくるために、毎年開いているものだ。以下は、僕の来賓あいさつの全文である。

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 3/13重税反対統一行動にご参加のみなさん。ひとことごあいあつを申しあげます。イラク情勢は緊迫の度をましております。アメリカは、国連決議がなくても、単独でイラクへの戦争をはじめるとまでいいはじめています。とんでもないことです。イラクの国民の約半数は、18歳以下の子どもたちです。この小さな命を奪う権利は、誰にもありません。日本政府は、身も心もアメリカいいなりで、本当に情けない限りです。
 しかも、戦争は日本経済にも大きな影響を与えようとしています。イラク情勢の緊迫化や米国株安を受け、11日の東京株式市場は日経平均株価が7900円を割り込みバブル後最安値を更新しました。「小泉不況」にイラク情勢が追い打ちをかけている状況です。それだけに、いまこそ、平和を守れ。戦争はするな!の声をいっそう大きく広げていこうではないか。日本共産党はその先頭に立って奮闘する決意です。

 さて、今年の重税反対統一行動は、いつにもまして重大な情勢のもとでひらかれています。
 日本経団連の奥田碩会長は、消費税率を「毎年1%ずつ、最後は16%にする」という「提言」おこない、これに賛成する政治家に企業献金すると公言するなど、財界、政府、与党が消費税大増税への動きを強めるなかでおこなわれています。経済同友会は、19%の消費税を主張するなど、税率引き上げの競い合いをみせています。本当に許せません。
 深刻化する不況のなか、中小業者の7割が売り上げを落とすとともに、六割が仕入れでかかった消費税を完全には転嫁できずに自腹を切っていることが、全国商工団体連合会が28日に発表した「中小業者の営業とくらし・健康実態調査」の結果でわかりました。調査では、消費税の引き下げ・廃止を求める声が五割を超えています。いまこそ、消費税の増税反対!の声を広げていこうでありませんか。

 みなさん、戦争と深刻な不況。共通するのは、草の根で必死で生きている人々のいのちとくらしが、ないがしろにされる、軽く扱われるということです。ですから、私たちは、一人ひとりがしっかりと手をつなぎ、押し寄せてくる暗い嵐を団結した力、連帯の心で撃ち破っていく必要があるのではないでしょうか。
 今年は統一地方選挙の年です。みなさんが切実な声を大きくあげることで、「借り換え融資制度」を実現させるなど、具体的に政治を動かしています。私は、みなさんのねばりづよい取り組みにあらためて心から敬意を表するものです。

 私は、不況打開の決め手は、業者のみなさんのくらしと営業を支援し、市民のふところをあたためることだ考えます。そのために、住宅改修助成制度の創設を具体的によびかけています。消費税増税に反対し、地域経済の活性化へ、みなさんとともに力をあわせて奮闘する決意です。大きな御支援を心からよびかけて、ごあいさつとさせていただきます。

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  午後から夕方にかけて宣伝カーからマイクで訴え。今日は少なくて、19回しか訴えられなかった。夕方宣伝に出る前に空を見上げると、ひこうき雲がいく筋もでていた。ん?と思って、デジカメを懐にいれた。宣伝のちょっとした休憩のときに撮ったのだが、いつにも増してひこうき雲が空にいくつもできている。これは、ジェット機のものだ。北朝鮮のミサイル発射対策か、はてはイラク情勢がらみなのか?
 航空ショーとしてのジェット機は鑑賞の対象だが、戦闘のジェット機は人を殺し自然を破壊するものだ。
 夕陽とひこうき雲の組み合わせが、なんとも意味深長で少し心が落着かなかった。




 


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