つれづれ日記。
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2012年06月02日(土) 白花への手紙(仮)107

 おおまかな流れはレポートで提出したはずなのに、現場だと全然違う。頭ではわかっていても本当にそれでいいのかためらってしまって。
「……まだまだなんだな」
 自分で言って、自分で落ち込んでしまう。
「どうされました?」
 視界に入ったのは金色の長い髪。白の頭巾(ウィンプル)からのぞくそれをそっと手で押さえてやってきたのは優しげな表情を浮かべたシスターだった。
「体調をくずされたようでしたらあちらのベッドへご案内しますよ」
「ありがとうございます。でもわたしは人を待っているだけなので」
「グラッツィア施療院の方ですか?」
「まだ見習いですけど」
 見習いですらないかもしれないけど。そう思うと自分でも悲しくなってくる。
「シスターは何か用があってここに来たんじゃないんですか? だったらわたしのことは気にしないでください」
 教会という場所は思ったよりも広くて。前に訪れた工房よりもずっと広い。
「シスター?」
「もし良かったら、私の仕事を手伝ってもらえませんか」
 ここで落ち込んでいても仕方がない。ここは素直にシスターの提案にのせてもらうことにした。 
 






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2010年06月02日(水) 転ががされたのを拾ってみた(笑)
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