【読書記録】島本理生「CHICAライフ」 |
non・noで掌編小説がシリーズ化しているかと思えば、ViViで島本さんがエッセイを書いている。そんな時代なのですねー。活字離れが進んでいるという記事を、新聞などで見て数年。最近では本という間接的なものではなく、教育について取りざたされていますね。 ViViというと、それこそきらびやかな女の子たちというのが読者イメージですが、島本さんのエッセイは素朴で、それこそ身近にいる女の子のような手触りのいいものでした。読んでいて意外だったのは、案外恋愛に対して積極的な人だったんだなぁというのと、写真写りについて。確かに島本さんの本ではあまり顔写真は見ないれど、一度だけ見た記憶があり、裏ではいろいろ思ってらっしゃったんだなぁと。恋人とのエピソードもたくさんあって、ビリーをやりきる女性は〜とか、同居人にめちゃくちゃストレートにいわれて傷ついたとか、実際にその事柄があった時はすごく思うところがある内容なのに、こうしてエッセイとして扱われることで、あははっと笑いに転換できる楽しさがありましたv というか、ばらしたのは乙一さんだったのですね・・・!笑 小生物語で読んでいたので、作家合コンの話については乙一さん目線で見ていた話ですが、島本さん目線で見てなるほど納得。でも最後は丸く収まったことですし、振り返ってみると面白いエピソードだなあ。NO.76■p189/講談社/08/06
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2008年12月21日(日)
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