|
|
2007年04月20日(金) ■ |
|
妄想族の戯言およびその補足説明。 |
|
妄想族の戯言。 私が書いてるハッキリ言って読んでもまるで面白みの無い 文字通り妄想を垂れ流しにしているだけの駄文です。 ダラダラ書き続けてますが、どう収拾つけていいのか わからなくなってたりするんですね、これが。 先月26日に書き始めてるので、今月26日には書き上げたいです。 でも、25〜27日まで予定ビッチリでほとんど家にいないので それまでには書き上げないと(て、別に誰も望んでないか)。
この駄文が載ってる記事(今日より前)の日付は以下のとおり。 日付クリックで飛べます。※携帯版ではリンクされてません悪しからず。 3/26、27、28、4/1、4/9、4/10、4/15、4/16
無題:09-------------------------
壊れたものや使えなくなったものを、ケイとトシが次々に箱に詰め込んでいくのをショウが見ている。 箱がいっぱいになるたびに、ケイが外のダストシュートに捨てに行く。 ダストシュートとは名ばかりで、ただ穴が開いているだけ状態のそれは、ゴミを飲み込むたびに、下の方で派手な音をたてていた。 それでも30分もたつころには、ショウは既に夢の中にいた。
片付けの最中も、ケイの機嫌は見るからに悪い。 静かな怒りであるとはいえ、あまり感情表現豊かではないケイがここまで怒るのは珍しい。 というか…本当に怒っているだけなんだろうか。 トシの手は気付かないうちに止まって、目を眇めてケイを見ていた。 「なんだ。」 作業の手を止めずにケイが突然問いかける。 「あー…あのさ、あんまショウの事で落ち込むこと無いと思うぜ。」 「…落ち込んでる様に見えるか?」 「ご、ごめんなさい。」 再びケイのキラキラスマイルが繰り出され、ショウに続きトシに必殺の一撃がキまった。 わざとらしい掛け声をかけて、トシは片付けを再開する。 その背中で、ケイがため息をついた。
外ではまだ雨が降り続いている。
「ちょっと出てくる。」 ジッポと煙草をポケットに詰め込んで、ケイは外へ出る。 とはいえ遠くまで行かずに、共同通路の鉄柵に凭れて煙草を取り出す。 空気は湿っていて、火はなかなかつかなかった。 「ちっ。」 舌打ちして、外へ煙草を投げ捨てる。 さっきトシに言われた台詞を反芻してみる。 落ち込んでる。 確かにそうかもしれないと思う。 ショウは俺が怒っていると思い込んでいただろう。 俺自身も不機嫌の原因は怒りからくるものだと思っていた。
でも、言われてしまうと確かに…俺は落ち込んでいるのかもしれない。
|
|