2010年04月05日(月) |
別れという名の出会い |
「…ともに暮らし学びあうことは愛のあるすばらしいことです。そして、離れていることには、きっと意味があるのでしょう。この経験が、見えない内側にある「しるし」を探すきっかけとなるかもしれません。別れの経験には、多くの深い気付きが隠されているかもしれません…」
定期的に送られてくる素敵なフリーペーパーの1ページに、こんなエッセイがあった。
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確かに縁を切り結んだ、という事実を浮かび上がらせるのが、別れである。 日常というのは、いちいちそんなことを考えたりしないからである。
そうだとすると、もう二度と会えない、という「別れの継続状態」は、一生共にいるということと同じようにも思えてくる。
大切にしている懐かしい人について、もう二度と会えないんだという気持ちを時々よび戻さずにいられないのは、まだ自分と共にいることを確認したいのかもしれない。
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