ラジオで、電子図書の話。
意外と知られていないことだけれど、 ネット時代において、人々が読む文字の量は3倍に増加したのらしい。
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読むということは、書いて−表現して−いる、ということになる。
十年前に日記を始めた時、ネットで表現することについて色々考えた。
みんな色々考えているなあと、他の人の記事を見て感心した。 そんな主張の機会が増えたのは、よいことだ、とも。
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今はちょっと考え、というよりも、好みが変わった。
心温まる話であれ、腹の立つ話であれ、 日常の些細な出来事から大きな社会問題に至るまで、 そのほとんどのものに対しては、
「そのことはいっぺん腹に収めといたらどうでしょうか」と進言したい。
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露骨な感情、露骨な自己主張を、時々刻々とブログやツイッターで垂れ流す。 そんなことは、もう卒業する時ではないだろうか。
書くのならば、自分の中で熟考し、検証を重ねた考えを、 抑制のきいた文章で表現する。
読むのならば、十分考えがまとまっていて、練り上げられた文章を、 腹を据えて丁寧に読む。この人は何が言いたいのかと考えながら。
文字を読み書きするのならば、私はそうしたい。
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