浅間日記

2014年12月18日(木) 抑制のきいた文章

ラジオで、電子図書の話。

意外と知られていないことだけれど、
ネット時代において、人々が読む文字の量は3倍に増加したのらしい。



読むということは、書いて−表現して−いる、ということになる。

十年前に日記を始めた時、ネットで表現することについて色々考えた。

みんな色々考えているなあと、他の人の記事を見て感心した。
そんな主張の機会が増えたのは、よいことだ、とも。



今はちょっと考え、というよりも、好みが変わった。

心温まる話であれ、腹の立つ話であれ、
日常の些細な出来事から大きな社会問題に至るまで、
そのほとんどのものに対しては、

「そのことはいっぺん腹に収めといたらどうでしょうか」と進言したい。



露骨な感情、露骨な自己主張を、時々刻々とブログやツイッターで垂れ流す。
そんなことは、もう卒業する時ではないだろうか。

書くのならば、自分の中で熟考し、検証を重ねた考えを、
抑制のきいた文章で表現する。

読むのならば、十分考えがまとまっていて、練り上げられた文章を、
腹を据えて丁寧に読む。この人は何が言いたいのかと考えながら。

文字を読み書きするのならば、私はそうしたい。

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