2015年06月16日(火) |
人文社会科学系への復讐と予防措置 |
一月ぶりに出張。小江戸にちょいと用件がある。
荷造りの傍らでラジオのニュース。 国立大学の人文系学部の廃止?
?。
耳を疑ったまま家を出て、宿で再確認。以下抜粋。
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下村博文文部科学相は8日、全国の国立大学法人に対し、第3期中期目標・中期計画(2016〜21年度)の策定にあたって教員養成系や人文社会科学系の学部・大学院の廃止や転換に取り組むことなどを求める通知を出した。
通知では、各法人の強みや特色を明確に打ち出すよう求め、組織改革に積極的に取り組む大学には予算を重点配分する枠組みも盛り込んだ。
教員養成系と人文社会科学系については、18歳人口の減少などを理由に、組織の廃止、社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう要請。司法試験合格率が低迷する法科大学院についても、廃止や他の大学院との連合など「抜本的な見直し」を求めた。
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さらに、直近のニュース。
下村博文・文部科学相は16日、東京都内で開かれた国立大学86校の学長を集めた会議で、入学式や卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱を要請した。さらに、文科省が8日に通知した文系学部の廃止などの組織改編を進める方針についても説明し、改めて改革を促した。補助金と権限を握る文科省からの相次ぐ求めに、出席した学長らの間には困惑が広がり、一部の教員からは「大学攻撃だ」と反対の声も上がっている。
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憲法改悪に勝るとも劣らない、愚策だ!と怒り心頭でいたらば、 内田樹先生もブログで言及しておられた。
このことそのものについては、また述べるとして、 私は、気がついたのである。
これは、安倍総理の大学への復讐であり、同時に今後に向けた予防措置なのだ。
岸内閣を退場させた、60年安保闘争の主役である大学の、 その筋の根を断って、国家への忠誠を固めておこうということだ。
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