幸せと悲しみはとてもよく似ている。 いつも同時に訪れては去って行く。 痛みや切なさも、喜びと似ている。 私を励まし高め、そして臆病にもする。 自分自身の罪を知る人間だけが 手にする贖罪か。 それでもと手をのばしてしまう私は やはり罪を背負って生きていく 普通の人間なのだろう。 かけがえのない、大切な人がいるから 私は下を向いたりしながらも 生きて行けるのだと思う。 誰かに必要とされる事。認められる事。 それをいつだって願う私はひどく人間らしく、 そしてまっとうだと思う。 自分が望むくらい、自分が与えられるくらい 人に何かをしてはあげられない自分がまだ ここにいて。何だか心もとない自分に 未だに情けなさを覚えはするけれど、 そんな私をただ笑って許してくれる 人がいるのも事実で。 いつか自分がそうなれるよう私はまだまだ 先へと進まなくてはいけないと思う。 もっともっと誰かのためだけの自分になりたい。
|