そのまま手を繋いでしばらく散歩をした。
また車に乗ってガケすれすれのドライブ。
途中、土砂崩れを起こしていて
道が狭い為、後ろにも引けず・・・。
彼は
「平気だって。」
って言いながらその土砂を乗り越えた。
車は崖側に傾いて、めちゃくちゃ怖い。
半泣きになりそうな私に
「大丈夫だって」
って言いながら、また手を繋いでくれた彼。
そして
崖に沿って斜めに降りて行けそうな場所を発見してまた車を降りた。
「降りてみようよ。」
そう言われて崖を降りて行く私達。
その時も彼は前に立って、一歩一歩手を差し伸べてくれる。
そして川原に到着。
川原と言っても大きな岩がちょっとした足場になっている程度で…。
ヒールでちょっとフラつきながら安定した場所に立つ。
水の流れる音と
彼の体温が
最高の癒しだった。
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