過去ののづ随想録を検索してみたら、どうやらそれは2001年に初めてその症状を見せたらしい。 花粉症の話。 ここで一気にカミングアウトしてしまうと、オレはもうすっかり花粉症の病魔に犯されているようだ。昨夏の異常な気候のせいか、今年の花粉はそりゃもうタイヘンなことになりますから皆さん覚悟しておきなさいよ、という情報をあちこちで目にしていた。毎年すこしずつ少しずつ、真綿で首を絞めるようにその症状がはっきりしてきたオレの『花粉症疑惑』だったが、先日の火曜日、世の中に花粉が飛びまくったその日にオレは自分の花粉症を確信せざるを得なかった。 いつものように8時ちょっと前に出勤した時点で異常はあった。目がカユい。眼球を取り出して水洗いしたい気分。くしゃみはそれほどでもないけれど、とにかく鼻水が止まらない。鞄とコートと、両手がふさがっている状態で大きなくしゃみをしたら、鼻水が四散した。まだだれも出社していないからよかったが、これが通常時間だったらオレの会社員人生は終わっていたかもしれない。もともと諸事情により鼻通りの悪いオレは朝から酷い呼吸困難。その日は先輩から市販の鼻炎薬をもらって難を逃れた。ふだん、このテの薬を飲むことが少ないせいか効果は覿面だった。本来は避けるべきだとは分かっているのだが、病院に行って花粉症の薬を処方してもらう時間もないので、今週はいろんな人から薬をもらい、ツマから点眼薬と点鼻薬をもらって過ごした。 今も目がカユくてたまらない。「もう知るか!」と開き直ってゴシゴシと目の周りをこすりまくっていて、鏡を見てみたら両目の周辺だけ五つくらい歳をくったようになってしまった。白目のところは真っ赤に充血して“赤目”になっている。 すこしずつ天気が春らしくなっていって、気分もいいのに。これから毎年こうして花粉症に煩わされるのかと思うと気が重いなあ。
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