2025年03月01日(土) |
オレは教育無償化に反対だ! |
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維新の会が自民党と「教育無償化」という方針で合意したという。はっきり言おう。オレはすべての「教育無償化」には反対である。それは学校の独自性を奪うからである。さまざまな学校があるべきだと思うし、そのためには画一化を防がないといけない。
すべての高校を無償にする必要などない。無償の高校(公立高校)と有償の高校(私立)げ併存すればいいだけである。そして私立高校の中に「低所得者向けに政府が補助して学費が安い学校」や「手厚い教育が受けられるけどその分負担が必要」という高校を存在させればいいのである。せっかく公立高校があるのに、そして公立高校の中には職業科や伝統校、部活に力を入れている高校など多様な学校が既に存在するのに、それでも私立高校に行きたいという方に負担をお願いしてどうしていけないのか。
もちろん、お金のない人も私立高校に進めるというのは一見よいことのように思える。しかし、私立高校は修学旅行も公立に比べて豪華で贅沢だし、設備が優れている分別に設備費なども負担しないといけないわけで、貧乏なのにそれを望むのは欲張ってるような気がするのだ。庶民は分をわきまえればいいわけだし、貧乏人の子がセレブに混じってもろくなことはないと思うのである。無償化によって私立高校は「特別な学びの場所」であることを失うのである。
灘高校や開成高校のような超エリート校まで無償化する必要があるだろうか。そこに無理に入らなくても公立のトップ校に入ればいいだけである。どちらからでも東京大学を目指すことは可能である。
大阪で実際に起きていることはただの公立高校潰しによる教育環境の悪化である。マンモス校になった私立高校は教員の非正規雇用が増え、その一方でこれまで地域とのつながるの深かった公立高校がどんどんなくなることで、生徒は遠距離通学を強いられる。公立校の跡地は不動産業者に売られて利権となる。大阪市立の高校22校が府に無償譲渡され、その中には既にタワマン用地に売却されたところもある。大阪市民の財産がそうして利権に換えられたのである。
教員の数を減らして労働環境を悪化させ、非正規雇用を増やして身分を不安定にすることでどうして子どもたちによりよい教育を与えることが出来るだろうか。大阪で行われていることは実際は教育環境の破壊でしかないのである。それをオレはこれまでずっと訴えてきたのである。
貧富の差によって教育の差が生まれるのはよくない。しかし、努力の差による結果の違いは必要だとオレは思っている。勉強しないやつ、努力しないやつまで大学進学させる必要はない。吉村洋文が「生徒が行きたい学校を選べる」と宣伝する無償化政策に対して、オレが言いたいのは「行きたい学校があるなら努力しろ!」と言うことだ。大阪には歴史と伝統ある素晴らしい公立高校がたくさんある。その努力をぶち壊しているのが維新の教育行政である。
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