ひっそりと、徒然なるままに

2010年07月29日(木) 毛布のコンモリ。つづき。

ダーリンが「動いてる、動いてるよっ!」と言った。確かに毛布のこんもりをよく見てみると、何かが動いているように見えた。

確かに、何か居る。私はダーリンに「本当にネズミなの?」と、聞くとダーリンは「多分、ネズミだと思うけど、暗くて見えなかったからわからない。もしかしたら、ネコかもッ」と言った。

ネコ?でも、毛布の中のコンモリは、ウンともスンとも言わずにいる。ネコなら、ニャーとか鳴いても良いんだけど。イヤ、ネズミだって、チューチュー鳴くよね・・・・なんて、事は今考えてる場合じゃなく、今する事は、このコンモリをどうするか・・・だ。

もし、ネズミだったとして。今、正に「袋のネズミ」なわけだけど、これをどうやって本当の意味での袋のネズミにするか。この状態で袋に入れるのって、実際問題として、かなり難しい。

もし、袋に入れられたとして。今度は、そのネズミの処理をどうするのか・・・などと言う考えがグルグル頭の中で回る。その間もダーリンは、汗をダラダラ流しながら、必死で押さえている。

「こうなったら、そのままベランダに持って行って逃がしたら?」と言ってみた。するとダーリンも「そうだな。逃がすか。」と言って、うまく毛布のコンモリを持ち上げた。私はすかさず、窓を開けた。コンモリは、逃げて行った・・・・みたいだけど、暗くて姿が見えなかった。

時計を見たら、夜中の3時だった。

ちょろっとつづく。


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らむりん [MAIL]

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