2004年05月16日(日)
仮名を走り書きしてみる。2
明日、などと言ってから幾日経ったか。 ……だってこれ恥ずかしいんだもん!! 電車の中ってさ、他の人の視線も気にしてしまってさ! だから途中は一人でいる時に打ってたけど! しかもこれ、翌朝の語らいだからさぁあ!!!! だったら書くな、と一人ツッコミ。 でも書きたい。 甘いし玄冬さんへたれだし。 うきゃきゃきゃきゃ、やーいへたれへたれーへたれめ〜。(壊) おほん。 一気にやろうとするとまた延びるので、細切れで。 れっつごー。
命に代えてでも助けたかったと言った私を、あなたはため息をついて抱きしめた。 自分も生きたいと思うことを忘れないでほしい、と。どちらかが助かるのではなく、二人で生きてこそ意味があるのだから。 『たぶん、ワナを助ける為に俺が死んで、ワナだけが助かったとしたら、ワナは嫌だろ? それと同じだよ』 相手を必要としているのは自分だけではないのだと心が震えた。 『それに……あの時助かった命なんだから』 『……っ』 息を呑んだ。 私は忘れていた。 自分が背負っているのは、己一人だけの重みではないことを。 私は、生きなければならないのだ。 洞穴の中で消えた尊い命を忘れないために。玄冬さんが救ってくれた命で。 何をしてでも玄冬さんを助けたかった想いは変わらない。けれど、その言葉で見つめる先が変わった。 助けたいと願う時、祈るのは玄冬さんが生きる未来ではない。これからは、二人が共に生きる未来の為に。 一緒に生きて行きたい……。 指先にかかる呼吸。伸び上がろうと手をついた胸から感じる確かな鼓動。頬に唇を落とすと、彼の瞼が震えた。 「んー……」 薄く開いた瞳と出会う。まだ夢の中に浸かっている人に笑みがこぼれる。 「おはようございます」 喉の調子で予想した通り、私の声は掠れていた。それすら昨夜の名残だと思うとじんわりと胸が熱い。 玄冬さんはぼんやりと私を見る。繋いだ片手が自分の体の下になっているので隣に戻ろうとする。一瞬離れるはずが、しかし玄冬さんに抱き寄せられた。 再び広がる彼の香り。再び重なる肌と温もりにどきりとする。玄冬さんは手をほどいて、両腕で私を抱きしめる。 「ワナ……」 耳元で囁かれる吐息が、やっと思いを伝え合った昨日を思い出させて。 「玄冬さん……」 私も腕を回すと玄冬さんはぎゅっと抱き返してくる。
一旦ここまで。 携帯絵日記の二日分+今直書き。実際に書いた日数はもっと。 うーむ、これで書いているとどうもやりにくい。やはり縦書きがいいなぁ縦書きー。
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