2024年11月23日(土) |
斎藤元彦終了のお知らせ |
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オレは兵庫県知事選挙の結果にショックを受けてしばらく記事を書く気力を失っていた。しかし、斎藤元彦陣営がやらかしたさまざまな違法行為を知って、きちんとそれを告発すべきだということに気がついたのである。
選挙時には運動員に報酬を支払ってはいけないということになっている。ところが斎藤元彦の選挙を実質仕切っていた折田楓という方は兵庫県から委託されたさまざまな仕事を請け負っている利害関係者である。
斎藤元彦は折田の会社に「ポスターのデザインを有償で依頼した」ということを語っているが、実際は選挙スタッフとして街宣に付き添い、斎藤元彦にアドバイスを与えていたのである。さまざまな演出や仕込みもおそらく折田の戦略だろう。今回の選挙戦はすべて折田楓のシナリオ通りに進んだのである。
折田がそのまま裏方に徹していればよかったのだが。彼女は非常に承認欲求や自己顕示欲の強い方だった。彼女のインスタグラムも拝見したが、自分が「キラキラ女子」であることを強くアピールしていた。
候補者は運動員に報酬を払ってはならない。もしも有償で働かせていれば「運動員買収」という公職選挙法違反行為となる。公職選挙法ではごく一部の例外(ウグイス嬢、運転手)を除き、選挙運動を行う人に対しての報酬の支払いや食事の提供を禁止しています。選挙運動を手伝う人は原則としてボランティアでなければならないのです。選挙運動のお礼に食事をご馳走したり日当を支払ったりすることは買収と判断されるのだ。
折田楓の会社が斎藤元彦の依頼を受けて社員を無償で派遣したとする。その社員が選挙運動を手伝っていた期間の給料は選挙運動の報酬と認められるのであり、その場合には運動買収となる。ただ、社員が休暇を取っていて就業時間外に選挙運動を手伝っているのならば違反とはならない。
立花孝志の目的はいったい何だったのか。この外道そのものような男が立派な志を持って行動しようとしてるとは思えない。ゼニが目的なのか単なる愉快犯なのかはわからないが、少なくとも「正義」とはほど遠いところに立花の立ち位置がある。執行猶予中の身でありながら、奥谷議員への脅迫やデマの拡散による選挙妨害などの犯罪行為に手を染めているわけである。彼が「勝手に斎藤元彦を応援した」のか、あるいは斎藤元彦の依頼によって行動したのか、単なる売名行為として行ったのか、それは謎だ。
ただ、結果として立花孝志は斎藤元彦が兵庫県知事選挙で勝つためには必要なピースだった。彼がいなかったら斎藤元彦の当選はなかっただろうし、少なくとも斎藤が負けていたとしても、今回のように嘘とデマの戦略で大量得票できるという事実は消せない。有権者がいとも簡単に騙せるということも事実として明らかになったのである。
日本の選挙は今後大きく変わるだろう。都知事選挙での石丸現象、そして衆院選でのタマキンの躍進、兵庫県知事選挙という仁義なき戦い、これらが今後の選挙戦略を変えたことは間違いないのである。
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