2025年02月22日(土) |
ウクライナはどうなるのか? |
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ウクライナ戦争をウクライナ有利な形で電撃的に終わらせる方法があるとしたら、それはプーチンの拘束しかないと思っている。サウジアラビアでトランプとプーチンが会談するということにしてプーチンをおびき出し、そのまま巧妙に軟禁してしまうのである。もちろんロシア軍はプーチンを取り返そうとするだろうが、その結果プーチンを死なせてしまう可能性があれば手出しできないだろう。
プーチンは軟禁されれば核のボタンを押すだろうか。核兵器の発射ボタンのあるカバンとうまく分離できていれば大丈夫だろう。ロシア国内にも反プーチン派がきっといるわけで、そうした勢力をうまく活用できないかとオレは思うのである。
プーチンはそのまま永久に拘束され、戦犯として終身刑とされることとなり、ロシアは占領地をすべて放棄して撤退の上、ロシアでは民主的に指導者を選挙で選ぶ。その時は反プーチン側の候補者も立候補できることを保証する。それが国際秩序を守ることであるとオレは思うのだ。そんなことは絶対に実現しないだろうが。
今回のウクライナ戦争はある米ロの代理戦争だった。ウクライナの民や両国の兵士を犠牲にして一番儲かったのはアメリカの軍事産業だったわけである。アメリカは停戦によって利益を失うわけだ。アメリカの巨額のウクライナ支援はアメリカ兵器産業にその多くが還流しているわけで、戦争という巨大な浪費によってアメリカのGDPは拡大したのである。それをトランプはどう考えているのだろうか。
トランプが主張するウクライナでの選挙の実施は実質不可能である。従軍中の兵士や、外国にいる避難民にどうやって投票させるのか。多くの国民が投票できない状況下で正当な選挙が可能なのかということである。
たとえ侵略者を利する結果となっても、今一番大切なのは戦争を終わらせることであり、これ以上の犠牲を出さないことである。ロシアに占領された土地をどうするかという問題は一旦棚上げして、戦闘行為を止めることと停戦が守られるようになんらかの予防措置を講じることである。例えばロシアが停戦合意を破ればウクライナは自動的にNATO加盟となるという条件を付加することは効果があるかも知れない。ロシアがそもそも戦争に踏み切った理由が「ウクライナのNATO加盟阻止」だからである。
ロシアは電撃戦でキーウを陥落させてそこに新ロシアの傀儡政権を作ろうとしていた。首都が陥落すれば戦争が終わるかというとそうではないわけで、そこはプーチンの考えは甘かったような気がするが、ウクライナにすればあっさりとそこで戦争を終わらせるという選択肢も存在したわけである。第二次大戦でフランスがドイツ軍のパリ進軍を受け入れ、そのままビシー政権が誕生したように。
ウクライナ国民はどう思ってるのだろうか。侵略者に領土の一部を差し出しても平和を望むのだろうか。トランプみたいな独裁者にはウクライナの民の気持ちはとうてい理解できないだろう。
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