嗚呼!米国駐在員。
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夕方になって朝を迎えた日本の本社に電話をして名を名乗ると、電話口の相手の女性が「お疲れ様で〜す」と言ってきた。日本にいた時には気がつかなかったが、海外に出て実に違和感を感じるのが、この言葉だ。
てっきり先に会社を後にする上司や同僚に向かってかける言葉だと思っていたが、「お世話になっております」の如くメールのはじめにいきなり使用されていたりする時もあるし、今日のように電話で言われると実に困惑してしまう。そのつどわざわざ訂正したくもなるが、人恋しい駐在員のたわごとと思われるので何も言わないが。
なんとなく派遣社員の人に多く使用されるような気もするのだが、派遣先からそういう教育でもされているのだろうか?確かに一見卒のなく、いかにも場慣れしているように聞こえるが、とても違和感がある。
そういえばこれに相当する英語は何だろうか? 中国語だと「辛苦了」という言葉があるが、英語ではこうした否定的な言葉は使わない。精一杯やった相手をねぎらうなら Good Job!だし、別れの挨拶ならば See you tomorrow. とか Take care.だろうか。疲れた事は含めない。文脈によっては単に Thank you. でもいいかもしれないし。
それにしても、出張先からの同僚の電話ならともかく、見知らぬ人に対していきなり「お疲れ様」はないやろ!と思ってしまうが、そんなものなんだろうか・・。
Kyosuke
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