誕生日に。 - 2006年05月20日(土) それなりの期間彼らを見てきて、 その中でこんなにも惹かれるようになったのは、 リュウが圧倒的なカリスマ性を纏うようになった頃からだった。 もともと、彼らがつくった曲に宿る想いを真っすぐに受け取るには、 いつもそれなりの覚悟が必要で。 だけどあの時は、リュウが第一声を放った瞬間、 感動したのを今でもはっきりと覚えている。 歌にのせた言霊が、一つ一つ意志を持ち、心臓を抉るような痛みを伴って、 リュウの紡ぐ音が襲い掛かってきたような気がした。 突き抜けるような感覚に全身が囚われて、身動きが取れなかった。 だけどそんな、呼吸さえ忘れてしまうほどの衝撃を受けたリュウの歌声は、 恐怖さえ感じるほど自分にとって理想的で。 リュウが響かせた声の第一声が鼓膜を揺らしたた瞬間、 自分の負けを確信していた。 悲鳴のような想いが全身を支配するその感覚は、 今でもリュウの歌声を聴くと時折蘇る。 歌声というのは、産まれ持った特性の一つで。 どんなに努力したって変わるものではなくて。 声量や技術は努力で克服できるとしても、声質は変わらない。 だから、好き嫌いがはっきりと別れるものなのだと思うし、 歌い手にだけは、ディーバの称号が与えられるのだと思うのだけど。 リュウは、狛の中で、そんなディーバのような存在で。 絶対的な地位を占めていたりします。 10年以上、揺らぐことなく圧倒的な歌声を聴かせてくれたリュウに、心からの祝福を。 どうか幸せな毎日でありますように。 ...
|
|