2011年06月17日(金) |
今からでも、かなりオススメ |
『プリンセストヨトミ』を観に行った──といっても、実は1Wほど前だけど^^; 今尚、ジワジワとくるものがある。というか、もう一度、大画面で見てみたい☆ また行こうかどうか、考え中なほどに、輝にとっては大HIT作品♪ そも、この作品を知ったのは二ヶ月前、『SP革命編』観賞に行った時、先に流れる宣伝ムービーで公開を知る。……因みに、主役は『SP』の尾形さんこと堤真一氏だったので、ちと戸惑ってしまったけど;;; 何せ、その後、別人として登場しているのに★
とまれ、妙に魅かれるムービーだった。それもそのはず、原作が万城目学氏。尤も、全作読破済みというわけでもなくて──何せ、積読本多数。文庫になったら、読むぞ派──まず、ドラマ『鹿男あをによし』から入り、これが面白かった! 当然、原作も文庫化された^^ところで読破☆ ドラマとは違うところも多々あったけど、それも表現方法の違いだろうし、両作とも、お気に作だった。 その万城目氏原作で、『鹿男』のスタッフ制作の『プリンセストヨトミ』──もう宣伝ムービーを見た瞬間から、公開が待ち遠しかった。折り良く、原作も文庫発売。ただし、映画を見終わるまでは読むのは控えた。まぁ、パラパラと最初の方は目を通したりもしちゃったけど。とにかく、CM以外の情報は入れないようにした。HPすら、覗かなかった。 そして、公開。いざ、出陣!! 映画をワクワクしながら、観に行ったのも中々、珍しいかも。それが先週。じっくり観賞。以来、ザワザワしっ放し。挙句に、ストーリィ解った上で、もう一度、見てみたいなぁ、と思うなど、こんなことは滅多にない。(昔の映画館だと、一度入れば、二、三回は見られたんだけどねぇ。シネコンはそうはいかん) 勿論、観賞後、数日で原作も一気に読み終えた。かなりの長編だったんだけど、読ませるだけの力があった。
物語は、いってみれば、荒唐無稽なファンタジー。でも、底辺に流れる人々の様々の想いは決して、荒唐無稽でもファンタジーでもなく、現実の如くに絡み合い、昇華されていくようだった。 実のところ、『鹿男』以上の長編を二時間ほどの物語としたのだから、改変部分や割愛も多い。ただ、その辺は賛否両論は当然のことだが、輝は余り気にならなかった。多分、原作よりも先に映画を見たので、すんなりと比較したりせずに、その物語を楽しめたのだと思う。 原作を読んだ今でも、うまく変えつつも、纏めたと思っている。小説は──幾らか冗長さがないでもないかな、と……ま、この辺の感覚は単純に見た・読んだ順番によるものだと思うけどね。(先に原作を読んでいたら、映画の割愛度は物足りなく思うかもしれない)
そして、何つっても、大々HIT☆なのが主人公対決──原作は少年少女が主役らしいが──映画主人公は大人な男!! その静かなる対決が迫力満点☆ では、簡単なストーリィ紹介をば。
『大阪には江戸時代の昔から、伝えられてきた“秘密”が潜んでいた──“大阪国” ある護るべき存在のために建てられた、もう一つの国。だが、400年以上、隠し通されてきた“秘密”が今、暴かれようとしていた。呼び水となったのは東京からやってきた三人の会計検査院調査官と、鍵となるのは大阪の二人の少年少女だった』
『会計検査院』という耳慣れない役所と職務も新鮮であるし、そこから明かされていく謎解きも面白い。まぁ、あんまりクドクド書かずに、興味を持てたら、観てみて、読んでみて☆ というところですね。 何つっても、渋い主役陣の演技が炸裂しとります。会計検査院調査員・松平元はほとんど、笑いもしないエリート公務員。国家公務員I種試験トップ合格という逸材。ただし、メジャーな官庁でなく、会計検査院を自ら選んだという変り種。今や、『鬼の松平』の異名を取る。でも、無類のアイス好き;;; 演ずるは堤真一氏。『GOOD LUCK!!』『SP』に通ずる真面目な役どころ。かと思えば、『ALWAYS』のような役も熟《こな》すのだから、さすが。おまけに、真面目だけど、しょっちゅう、アイスを食べる松平=堤さん……。 対決する“大阪国”代表たる総理大臣・真田幸一は普段は寡黙に延々とお好み焼きを焼く『太閤』の主人。頼りない碌な力もない総理大臣と某人物に揶揄されるが、松平には「手強い相手」と言わしめた強い信念の持ち主。演ずるは中井貴一氏。 三歳差だというお二方、その昔の大河で親子役も演ったという取り合わせも不思議なもの。とにかく、見所の一つには違いないっス♪
今度の『MOVIXの日』にでも、いこっかな〜☆
|