航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2011年07月23日(土) リピーター化☆

 『プリンセストヨトミ』公開終了。あぁ、終わっちゃいました。これほど、のめり込んだ映画も初めてだなー。何せ、シネコンに行くようになってから、一本の映画を複数回、観賞したのなんてのも初めてで、実に三回☆
 まぁ、三回程度と思う人もいるでしょうけど、一回観れば、後はDVDになったらとか、TV放送を待とうとかいうのが普段の輝にしてみれば、快挙に等しい!
 でもっての公開終了日の昨日22日、一日一回レイトショーのみの上映となっていたけど、これでもう、大画面では観られないのだと思ったら──居ても立ってもいられず──最後の最後の上映を観て参りやした☆ それで三度目。
 さすがに三度目となるとストーリィ展開は解っているので、画面の細かいところや俳優陣の夜さり気ない演技やらに目を向けるようにもなるし、話の流れを前回よりも自然に受け止めることができる。反面、ところどころの整合性の甘さ?みたいなものも自分なりに感じたりもしますね。これほど、入れ込む作品でも、中々、完璧な物語にはならないという不思議さと面白さ。

 例えば、クライマックスの松平と真田の対峙シーン。殊に真田こと中井貴一氏の熱い長台詞と少しずつ明かされる自らにも関わる父と息子の有りようから、松平が動かされていくシーン。
 原作では、それまでは激昂していた大阪国国民も真田総理大臣の言葉に心を静められ、なおかつ、父から大阪国の真実を伝えられた自分たちとは違い、伝承が途切れてしまうこともあるのだと、松平の境遇から知ることになる。そのために、あくまでも会計検査院調査官として、大阪国の存在を白日の下に曝そうとする松平に憤りと怒りの声をぶつけていたはずの群衆も、やがては静かに二人を見守るようになる。そして、そのきっかけを作ったのは真田の息子・大輔だった。
 ところが、映画では同様の効果を及ぼす真田の心打つ長台詞の直後、いきなり息子乱入の上、松平に向かって、「東京に帰れっ」ときたもんだ;;; でもって、静まっていたはずの群衆までが同調、帰れコールの上、物まで投げる始末★
 何かこう、折角の流れブッタ切りにしか感じられなくて、仕方がなかった。その上、大混乱の中、大事件勃発へと続くわけで;;;
 それはまぁ、“妥協しない切れ者”松平の心境変化をより解りやすく描くためのインターバルを置くため──というのも解らないでもない。にしても、大輔君の乱入以外になかったのかなー? とね。
 一番、大きな違和感はここで、他にも細かい突っ込みどころもないわけではなかったけど、総じてみれば、やっぱり面白かったし、楽しかった♪
 原作も積読本を差し置いて(爆)家では何度も読み返してみたりして^^ 勿論、サントラもゲット済みだし、とにかく、原作・映画・音楽と本当に未だに楽しんでます。映画の本とかも出たら、嬉しいんだけど、難しいかねぇ。となると、後はソフト化を待つべし☆ 絶対、買うぞー♪ 
 改めて、『鹿男』も見直そうかと思ったのに、何故か、GEO店頭から消えていたTT TUTAYAはあるかな。

 ただ、全国的には大体は公開終了ではあるけど、まだ、公開中、これから公開の映画館もあるようですので、まだまだオススメです。


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輝−Hikaru− [MAIL] [HOMEPAGE]

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