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| 2015年05月23日(土) | 梅雨前線北上中 |
実は５月の母の日の数日前に悲しい事があった。
幼い頃に想像しては真夜中こっそりとめそめそ泣いていた事が
半世紀近くになって現実になった。
幼い日のあの頃以上に泣いた。
こんなに涙が出るものなのかと
自分でもびっくりするほど泣いた。
母の霊前に、後から慌ててカーネーションを加えてもらった。
本当は病床の枕元に綺麗なピンクと赤の花束でも飾ろうかと思っていた矢先。
今でもあの小さな体でせっせとこじんまりとした家庭菜園の中にうもれて
季節の野菜を丹精して育てていたあの姿が眼に浮かぶ。
毎年今頃はナスやキュウリなどの夏野菜の苗だの
赤玉土や化成肥料などを買いに行かされて
しぶしぶ畑の仕事も手伝っていたが
本当にもっともっと楽しんでいっぱい手伝ってあげれば良かった。
今年は母の作った夏野菜を味わう事が出来ないけれど
あの家を片付けたら庭にいっぱいの花を植えようと思う。
空に向かっている小さな母が見下ろした時に
良く見えるように庭木を少し手入れをして
色とりどりの花を来年の春から初夏に咲かせよう。
