◇日記◇
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今日の午前中はお散歩に行きました。 が、暑くて暑くて…… 途中の公園のベンチでぼーっとしていたら、 おじいさんが、リードを付けずにトイプードルと散歩をしていました。
大丈夫かな、と思って見ていたのですが、 ちゃんとトイプー(などと略していいのだろうか…)は、 おじいさんの2メートル前を、まっすぐ前を向いて歩いていきました。
トイプー(だからこんな略語はいいのだろうか、日本語の乱れ とかっていう問題(古っ)にひっかりはすまいか)は、 自転車の少年がちらりとトイプー(だから、…ウルサイ)を見ながら 追い越しても、目もくれません。
トイプー(だか、…ウルサイ)は、女の子が前から父親に連れられて (子どもはしっかり父親に手を握られていた)擦れ違っても、 目もくれません。もちろん、女の子は、パパわんちゃん、などと言って トイプーに興味津々です。 でも、しっかり前を向くトイプー。
むしろおじいさんの方が、キョロキョロしとる。
ひたすらまっすぐ進む、トイプー。
これは、もしやおじいさんがトイプーに連れられて散歩をしているのではないか、と思ったその時でした。 向こうから、おじいさんがやってきました。 擦れ違った瞬間でした。
トイプーが、首をねじまげそのおじいさんを見て、 数歩そちらの方に歩み寄りました。 たちまちトイプーに、あごをしゃくってまっすぐ行け、と 指示を出すおじいさん。 指示を受け、またまっすぐ進みはじめるトイプー。
そして二人は、私の視界から消えました。
すごいモノを見ちゃったな、と思う私。
やっぱりおじいさんが飼い主だった(そこか…)。 そして、おじいさんというイキモノに大層な愛情を抱く犬。
おじいさんが丹精込めたトイプーは、 おじいさんという種族全般に愛情を向けるものなのね。 愛の複雑さに感じ入る。
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