|
|
■■■
■■
■ 兄弟。
自分の中の存在が、揺らぐ。 逃げ込んでしまいたくなる。 それでも、生きたいと願う。 同じことを、何度も繰り返して。 同じ言葉で、打ち消し続けた。
身体が、自分ではないようだった。 内側から、何かが上がってくるように感じた。 突っ立って、手を伸ばすと、微かな声だけが漏れた。 そのまま倒れこんで、首を絞めた。 貼り付けたかのように動かなかった。 頭に血が昇る。キン、と音が響く。 息が出来なくて、苦しい。でも。 「生きたい」 そう、願った。
…だから私は、生きたいのだと思えた。 でも、すぐにそれは打ち消されてしまった。
布団に突っ伏して、否定の言葉を吐き続けた。 自分の意志も、正解も、わからなかったけれど、 ただひたすらに、「違う」それだけを言い続けた。
今は、落ち着いている。 でも、眠る時、起きた時、 動いている時、仕事をこなしている時、 …独りに戻った時。
そのすべてに、これがついてまわる。 今までなら、何も考えずに打ち込めるものがあったのに。
終わってしまいたい。でも、生きたい。 選ぶ事も、許されない。ただ、この不安定な間を彷徨う、それだけしか。 出来ない。
「逢いたいよ…」
何かが変わる。そんな期待を抱きながら。 あなたを傷付ける事を、気付かれる事を恐れている。
もう…見るのは、嫌だ…
2005年11月28日(月)
|
|
|