4つの季節を重ねながら

2002年03月06日(水) ようやっと

ようやっと、帰ってきましたー。

って、もうだいぶまえに帰ってきているのだけれど、日本出発の当日の朝に

「むむ〜っ?!」

という体調の変化を感じたと思ったらインフルエンザでした。(;_;)

早く治す必要があるので、かなりしっかり休んでいるし、生姜湯+はちみつ+レモンの絞り汁など飲んでいるのですが、今年の日本のインフルエンザはしつこい!

みなさんもお身体、おいたわりくださいませ。


ひさびさのパリは...

   セーヌがちょっと氾濫ぎみ。
   わりあい頻繁に氾濫しているので、とくに心配はいらない程度なのですが、
   河岸の自動車専用道は水浸しで通行止めです。

   ついにユーロはじまる。
   慣れませんね〜、まだ。金銭感覚がわからなくて、なんだか外国にいるみたい。
   でも、これに慣れたらユーロ圏の旅行は楽になるだろうな〜。
   もう流通し初めて2カ月も経っているのに、いまだに銀行の入り口に強盗を
   警戒してか、警察の人が立っていたりします。

   大統領選はじまる。
   とりあえずいろんな立候補者がいて、映画「アメリ」のパロディで候補者の
   紹介をする番組あり。候補者たちの証明写真を貼りつけたアルバムを
   めくりながら、それぞれの候補の好きなものと嫌いなものを挙げていました。

   暖かい。
   帽子も手袋もマフラーもいらないくらい。でも、去年もこのくらい暖かくて
   「今年は暮らしやすいな〜」なんて言ってたら、3月くらいに急に冷え込んで
   たいへんだったので、まだ油断できないかな。


   リンクの修正とか、ページの構成の見直しとか、いろいろやらなくちゃならないことがあふれていますが、そろそろ体力も気力も回復してきたので、1つ1つこなしていきたいと思います。



2002年03月14日(木) 五菜スープ

さてさて。 前回の日記を書いてから、

  熱は下がったけど、いまだに咽はいたいよ〜、とか、
  あんまり動きまわるとどっと疲れるよ〜

とか思ってきましたが、ようやっといろいろな点で回復してきました。
長いこと病気だったので、なんだか日々回復してくる自分の身体が不思議だったりして。(苦笑)

その間、巴里はずーっと、晴れと雨がいい具合に続いて、暖かくもあったので、わたしが不在のあいだも病気のあいだもなんの手入れもしなくても、うちの野ばらさん達とハーブさん達はいたって元気でいました。いい子たちだわ〜。

気温がマイナスでしかも雨も雪も降らない日が続いたりすると、窓を開けて、水をやるためには、いろいろ着込んで覚悟を決めて望まなければならないから。(^^;)


今回の風邪でもっとも威力を発揮してくれたのは、五菜スープ。
寺門琢巳さんの本に出ていたものです。

鳥がらでもかつお節でもお好みでスープを作って、そのなかに

   にんにく
   しょうが
   にら
   長ねぎ
   エシャロット

それぞれお蕎麦の薬味の量くらいみじん切りにして入れて、一煮立ちしたら、できあがり。
この5つの薬味は身体の内蔵の働きを整えるのだそうです。

食べるそばから汗をかいたくらい身体の温まるこのスープ、薬味どうしで臭みを打ち消しあうのか、飲んでいるときには予想していたような臭みはなく、どちらかというとすがすがしい香り。

1回目はそれに家にあったすりごまの小分けパックをふりかけ、2回目に作ったときには、もやしとスィートコーンを加えて、さらに黄色い中華の生麺を入れて食べました。

あとはずーっとはちみつにお世話になりっぱなし。

寺門さんの本は。。。。
(ちょっとここで一時保存、あとでまた書きます)



2002年03月18日(月) 歓喜、そしてためいき


昨日はウッズが今季初の優勝を勝ち取りましたっ!

   やったー! やたっ!!

別に、強いからとかお金持ちだからという理由で好きなわけではないので、そんなに勝ってくれなくてもいいのよ〜とか思うこともよくあるのだけれど、あんまり弱くなってTVに出てこなくなっても困るし、優勝したときの嬉しそうな顔を見てしまうと

「あ〜、やっぱり勝ってくれてよかった」

と思ってしまう。(笑) ミーハー・ファンの鏡?(笑)

いつもいつも、自分の肌の色に合って、しかも知的に見えるウェアを着てるんですよね。
素敵〜。



     *          *          *



体調を崩していたあいだに、すっかり髪が傷んでしまったので、お風呂でトリートメント。

といっても、ただシャンプーまえに湿らせた髪に黒みつを塗りつけただけ、です。

それからいつものリン酢に椿油を1滴加えて。

椿油のおかげか、表面的な髪の手触りは良くなったのだけれど、まだまだ内側が水分不足でぎしぎししているのを感じるので、明日は卵トリートメントか、オリーブ油トリートメントか、どちらにしろもっとディープなお手入れをする必要がありそう。

傷んで、乾燥すると、なぜかカーラーで巻いたようなくるんくるんの癖毛になってしまって、直すのにえらく手間がかかるのです、わたしの髪。 は〜。(ためいき)



2002年03月19日(火) すっきり


ようやっと終りましたー。


   ★☆ 一大お洗濯大会 ☆★


ふぅ。

ヨーロッパの多くの街では街路から見えるところに下着などの洗濯物を干すと警察がやってきてしまいます。ということは屋上階だの中庭つきの家だのに住む経済的な余裕のない人は、太陽の光で衣類を殺菌するようなことはできないわけで。

普段は 40 ℃で回している洗濯機を 90 ℃にして、インフルエンザのあいだに使っていたシーツや枕カバー、タオルなどなど、木綿のものを殺菌しました。洗濯機が高温で回るようになっているのは、洗剤や石けんが泡立ちにくい硬水でもきれいにするための知恵なんでしょうか。

絹やウールだけでなく、化繊のものも、90 ℃には耐えられません。
麻はどうかな?(さすがにここで人柱になる気にはなれず。。。)

高温で回すと、衣類が早く傷む気がするし、電力会社の省エネパンフレットでも温度を上げるほど、電力を食うし、衛生上も 40 ℃で充分となっていたので、普段は 40 ℃です。

そして、わたしの家は 23 時から朝の7時までは電力が割安になる設定でメーターが2つついているので、洗濯はいつも 23 時以降にしています。

(上下階への影響を考えると夜中の洗濯にははじめ、気が引けて、苦情が来るまではやってみようなんて思っていたのですが、結局苦情は4年たってもきませんでした。自分の部屋でも、居室からバスルームに移動したとたんに、上の階の人がシャワー浴びながら歌っているのが聞こえたりするので、たぶんそれほど、迷惑にはなっていない、のだと、思いたい。。。)

洗濯機の容量はけっこうあるのだけれど、干すスペースが限られているので、大物のシーツなどは一度に何枚も洗うことができなかったのです。(苦笑)

それで何日もかかって、お洗濯大会となってしまったのでした。



     *          *          *



妹の docomo のアドレスからわざわざメールが届きました。

「見つけたよー!」

日本興亜損保のCMにちらっと映ってたそうです。(苦笑)
渡哲也さんが「おれの損保」って言ってるCM。

映っているとは言ってもたぶん1秒もないくらいだし、すごく小さいはずだし、わたしのことを知らない人が見てわかるのか極めて疑問ですが、画面左端のほうに黒っぽい服を着ている♀がいたら、わたしです。

でも、やっぱりカメラの前にいるより、カメラの後ろにいるほうが好きだな。



2002年03月20日(水) 未来からのメッセージ


Je t'envoie de gros bisous, ta fille qui t'm

今朝、突然携帯に送られてきたメッセージ。

どこかのだれかが、間違えて送ってきたことは確実なのだけれど、なんだか未来から娘が送ってくれたメッセージみたいで嬉しくなってしまいました。



   「あなたに大きなキスを送ります。あなたを愛している娘より」



2002年03月23日(土) お洗濯大会のあとは。。。


大お洗濯大会がよーやっと終ったところで、お次は大お掃除大会!

今回2カ月も帰国していて、「あ゛〜、まずった」と思ったのは、ほこり対策。

電化製品や家具に、映画でよく見るような白い布を被せていけばよかったぁ〜。

ただでさえ、鼻とのどが遺伝的に弱くて、しかも非常に軽度ながらほこりアレルギーも持っているわたし。

お風呂のお掃除は好きでも、本棚や電化製品のお掃除は....うみゅ〜〜 であります。


よしっ、今週末はお掃除をっと思ったのですが、いかんせん、税金の申告期限が 25 Mon ということで。

去年1年の領収書やら、請求書やら、受送信 Fax やら、いろ〜んな書類を一気にまとめておかずけ、もしなくてはならなくなりました。まだそんなに稼いでないし、そんなに経費もないからいいんだけど。


この2つが終ったら、京極夏彦を読むぞーと思っています。

以前、Nifty の映画フォーラムによく書き込んでいた人で、わたしがその映画の見方を全面的に信頼していたTさんが結構はまっていたので気になっていたのです。そしたら、ほぼ日でも紹介されていて。

あと、池澤夏樹さんの本も読みたいかな。
去年さんざんこの日記に池澤さんの「新世紀へようこそ」を紹介していたら、メールで池澤さんの著作のなかからお薦めを教えてくれた人がいて。

小説だと「スティルライフ」、エッセイみたいなものだと「未来圏からの風」だそう。

普通は池澤さんの本を好きで、「新世紀へようこそ」のほうを読むのでしょうが、わたしは逆で、こんな物の見かたをする人の本なら読んでみたいなと思いました。

「新世紀へようこそ」の前半部は書籍になったようで、asahi.com への掲載はもうなくなってしまったようですけど。


それから久しぶりに石けんもつくりましょう!(宣言)

日本にいたときにいろいろ買ったり、いただいたりしたので、自分用にはたくさんあるのだけれど、人にプレゼントするためのものがもうないし、作ってから何カ月も経ったもののほうが使い心地がいいから、早めに作っておくにこしたことはないし。

それから、いままで小さくなって使いづらくなった石けんを集めて、ジェルソープを作ってお洗濯に使っていたのだけれど、先日の大お洗濯大会ですっかりちび石けんは底をつき、そろそろ洗濯用に石けんを作らなければ間に合わない事態になってきました。

去年この日記で洗濯用石けんのレシピはだいぶ考えたしね。

ひっさびさの石けん作りはまずは失敗しても痛くなさそうな(苦笑)洗濯石鹸から。 そして勘がもどったら、夏用さっぱり石けんと髪用しっとり石けんを作りたいと思います。

ほな、乞うご期待!



     *          *          *



先日、わたしの住んでいる建物に分別収集用の大きなごみ箱が届きました。

そう、パリでも分別収集がはじまったのです。

でもでも、なんだか日本とちょっと違う様子。

それについても今後レポートしますね。



2002年03月26日(火) アカデミー賞に思うこと


   去年はいくつかの賞が中国映画のスタッフに行き、

   今年はいくつかの賞が肌に色のある人たちに行った。




 受賞者を選ぶにあたっては、いろいろな思惑があるというし、

 ハリウッド映画ではいまだに、

 黒人男性と白人女性のベッドシーンは作らないなんていうけれど、

 そんなことはちょっと忘れて、


   世界は少しづつすこしづついいほうに向っていくのだ


 と信じたい。



2002年03月30日(土) 卵パックで髪しっとり

体調を崩してから髪がとても乾燥していました。

面倒くさがりなわたしは、まあ体調のせいだったんだから、そのうち直るでしょーと自分に言いきかせてきましたが、一向に快復せず。

しかたがないので、SABBYさん パーフェクトヘアパック を試してみることに。

これがねー、すごいですわ!!

わたしの髪は東京で Tao's の卵シャンプーを使ったときでさえ、リンスは必要だったのに、生まれて初めて石けんシャンプー後に「リンス、いらないかも?」と思いました。

(※髪がまったく傷んでいなかったり、短かったり、しっとりする石けんを使っていたりするとリンスは必要ないことがあります)

それでも念のためリンスはしましたが、洗い上がりの髪はしなしなしなやか〜。



   あーあーあーあーあ〜〜、嬉しい。 しあわせ。(*^-^*)



まるで日本のやわらかいお水としっとり石けんで髪を洗ったときのようです〜。

こんなに簡単にこんなにしなやかになるのなら、もっと早くからやっていればよかった。
ほんとに後悔。

しかもわたしが使ったスィートアーモンドオイルはローストしてから抽出されたものらしく、アーモンドの香ばしい香りとはちみつ、卵がいい香りでした〜。

リンゴ酢の香りがわたしは嫌いではないのだけれど、もしレモンでやっていたらまさにおやつな香りだったでしょう。


湯船にはカモミールのティバックを5つ入れて。ティバックをこめかみに当てると頭痛が、肩に当てると肩凝りが癒される気がしてリラックス。



今日はこれでお休みです。

明日は海草サラダでも食べようかな。


注)レシピのなかのアボガド油をきらしていたので、オリーブ油で代用しました。



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