この道を行くあたしとその道を歩むあたしとどちらがただしくてどちらがしんじつなの?ふと考える今のあたしは本当にこの場所に存在しているのだろうか線路の真ん中で立ち止まる点滅していない赤い光響かない地面に周りをみわたすはじけた塊が湯気をだし、寒空の中空へと道しるべのように立ち上るほんとうにあたしは今ここにいるの?二つ道があったとしてどちらを選んだ私も存在するとしたらあたしはまたふっと立ち止まるのだろう