2008年07月04日(金) つぶやき；「無償の愛」って

とあるmixiのコミュに書き込もうと思ったけどやめたコメント。

-----------------------------------
恋愛で「無償の愛」って不可能でしょう。

わたしは、子が自立できていない時に親が子に向ける愛がそれ、としか思っていません。
もちろん、子が自立したら、親だって無償ではなくなります。
単純に「いつまでも親に頼るな」っていうのもそうだし、「親の面倒くらい子が見ろ」というのもそうだと思います。
本来、愛は対等なものです。
恋愛だって、こちらが愛すれば愛してほしい、と思うのは当然です。
相手が振り向いてくれなくてもいい、というのは自分がかわいいだけの自己満足で、それは「無償の愛」とは違うと思います。
相手のために身を引く、とかあえて悪役に徹する、とかいうのも、「相手のためを思って」という時点でもう「無償」ではないと思います。

無償の愛って、特殊だと思う。
たとえば、親鳥が雛のために餌を運ぶ。
鳥は、いちいち人間みたいな感情としての「愛」なんて感じてはいないと思います。大半は本能に従って反応しているだけ。
でも、そういう生き物としてのごくごく基本的なものが、人間という感情のある生き物に「翻訳」された時、それが「無償の愛」とでも呼ぶべきものになるんだと思います。

できない立場なのに無償の愛を与えられるかも、っていう幻想を抱くと、とんでもない間違いを犯しそうで怖いです。

打算や見返りも含めての「愛情」を受け入れることの方が大切な気がするなー……

-----------------------------------

「無償の愛」を全ての人に注げるのは神さまだけ、っていうのがわたしの意見。