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 『金剛山歌劇団 相模原公演』

昨日出かけた金剛山歌劇団相模原公演のことを。

金剛山歌劇団(団については02/11/14の日記にて)の公演に出かけるのは昨年11月に続いて2度目。初めての昨年は「ご贔屓:キムスンラさんが以前活躍していた場所を一度見てみたい」という半ばミーハーな理由での鑑賞だったけれど、今回は単純に「もう一度あの素晴らしい舞台を見てみたい」という純粋な気持ちでの観劇となった。

金剛山の今年のツアーは先月20日過ぎの京都公演を皮切りにスタートしている。私が今日のグリーンホール相模大野での公演を知ったのもその頃で、知って速攻ぴあにチケットを買いに出かけた。
このチケット料金体系は会場(地方)によって無料であったり有料であったり、そして料金も結構まちまちでいまいちよくわからない。前回の千葉公演は商工会議所の創立記念公演だった為か無料だったが、今回の相模原公演は指定席5,000円、自由席2,000円という料金になっていた。公演自体が各地の企業後援によって成り立っているようなので、その後援団体の多少で料金も変わるのかもしれない。
ちなみに今回の相模原公演のパンフは昨年よりも大きく、昨年はなかった団員紹介のカラー写真までついている豪華なものだったが、うしろの70頁程は地元企業等の広告スペースとなっていた。

会場のグリーンホールは1階の真ん中周辺が指定席で、それ以外の1階席とと2階が自由席となっていた。自由席を買っていた私は「ダンスがよく見えるかな?」と2階席で前の人の頭が邪魔にならない通路側に早々に席を確保。結局最終的には立見や一部通路に座る人が出るくらいの盛況ぶりだった。

ステージは途中休憩15分をはさんでちょうど2時間。きれいなお姉さん方(お嬢さん方)の歌あり、四季の村さんを若くしたような男性(功勲俳優という肩書きのついた方)の独唱あり、群舞での民俗舞踊&楽器演奏あり、力強い男性8人のコーラスあり、楽しい民俗芸能あり・・・と、昨年同様にソング&ダンスな世界が次々に繰り広げられた。
その中でも特に印象に残ったのは、チャンセナプと言うオーボエあるいは日本で言うチャルメラのような楽器の独奏と、両手に扇を持って踊った女性の独舞だ。
チャンセナプの演奏は器楽団員のチェ・ヨンドクさんという男性。昨年も同舞台で独奏を披露して強く印象に残っていたのだが、今年も本当に素敵な演奏を聴かせて下さった。しかもちょいと格好いいし(^^) 彼はソロコンサートを開くことがあるそうで、機会があったら是非行ってみたいと思っている。
そして扇の独舞。こちらは舞踊団員であるソン・ヨンスクさんが艶やかな民族衣装を身に着けて独舞を披露。両手に持った扇を時には翼のように広げ、そして閉じてと自由自在に操りながら軽やかに踊る姿はもう芸術の域に達していて、ただただ見惚れてしまった。くるくるとコマのように回転するところなどもう唖然として言葉もない。本当に芸術性の高い劇団だ。

今回のテーマは“統一”。そのため歌の中には祖国統一・南北統一を歌ったものがいくつか見られた。日本人の私には正直なところ祖国が分断されているということがどういうことかの実感はないけれど、「大人になった時にはひとつになると信じていた」とか「つないだ手を離さずに〜私達はひとつ」などという歌詞を聞けば、やはりいろいろと考えさせられる。今後一日でも早く南北統一が実現されることを願わずにはいられない。そのために私が出来ることはあるだろうか。

今年もまた機会があれば、そしてこれからも金剛山歌劇団の公演を見続けて行きたいと思う。勉強歴2ヶ月弱の私には朝鮮語で歌われる歌の意味をくみとることなど出来なかったけれど(ステージ横に字幕訳は出るので内容はわかる)、それでも「これからも勉強を続けて、だんだんと歌に込めた想いをわかっていけたら」と、舞台を見ながら思った。

−−−過去の今日のこと−−−

2003年07月15日(火)

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